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2004/11/24 00:25 更新

レポート
もちろん自社でも有効に使ってます――タブレットPCで変わるイベントマーケティング (2/2)


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大浦 裏でやっているのでお客様には全く見えませんが、今回のキーノートでは指示出し用に2台のタブレットPCを活用しました。次にこれをしゃべってくれ、という指示をバックヤードからどんどんリアルタイムで古川のほうへ飛ばしました。それをタブレットPCでやっています。これはテキスト入力では出来ないですね。時々刻々と状況は変わる訳ですので、ささっと書けて的確に意思が伝わらないとダメです。ちょうどテレビ番組でADがタレントに手書きボードで指示を出すような感じですかね。ブースではアンケート収集用を含めて30台くらい使っています。

 僕らはイベントの中でもどんどんタブレットPCを使っていこうということを心がけています。僕らがタブレットPCで一番やりたかったことは、スタイルなのです。今までのPCは、ノートでもデスクトップでも、座って向かって使う姿勢でないと使えなかった。タブレットPCの良さというのは、立った状態でも使えて、移動ができる。それと画面の共有がしやすい。

 だからまず考えたのがアンケートでの使い方でした。それと、説明員。運営スタッフも説明員もそうですが、マニュアル情報があまりにも多いのですが、イベント的に言うと、運営マニュアルを持って歩いて接客するのは、僕はすごく嫌いなのです。スマートじゃない。例えばマニュアルをポケットに突っ込んで歩いて、というのはかっこ悪いので絶対にやるなと。スマートでいろ、と。

 でも、全部は覚えられません。例えば説明にしても、Q&Aにしても、細かく作りこんであります。お客様に聞かれたときにちょっと待ってください、という形でデータがタブレットPCに入っていれば、出せますよね。手に持ったマニュアルをええとええと、と探すこと自体、あり得ないし格好悪い。

 どこかのブランドショップでお客様の前でそんなことをするなんてあり得ないですよね。サービスが悪いし、商品知識が足りないんじゃないの、と思われてしまいます。

 それをスマートにできれば、この人は一生懸命自分のために調べてくれるんだなと、逆にポジティブな印象につながっていくわけです。

 情報的にいえば、うちのホームページへ行けばある、というものもあります。その場合でもPCの横へ連れて行ってああですこうですとやるよりも、手持ちのタブレットPCで、はい、っと見せられれば、自然な流れになります。

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WPC Expo 2004におけるマイクロソフトブース

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こちらはタブレットPCを間に挟んだ相談コーナー

ブースはタブレットPCによって作られていく

――そのほかにもタブレットPCは役立っていますか?

大浦 今までの仕事の中の無駄がずいぶんと省けたと思います。例えばブースの設計図など、完成に至るまでに、それこそ何十回も制作スタッフとのやり取りが発生します。制作スタッフから送られてくるのは電子データなんですけれど、実はこちらからの修正指示は一度紙に出力したものに赤を入れてFAXで送ったりしていました。もしくはテキストで書いてメールで送ったり。これがタブレットPCで直接赤が入れられて、メールで送れるようになったのはとてつもなく大きいです。昨年、持っていたタブレットPCが調子が悪くなって、一時期代替品として普通のノートPCを使っていましたが、すっごいストレスが溜まりました。「うー、直接書きてー」と。テキストでは表現できないことってたくさんありますから。特に僕らのような仕事は。

 もう1つ良いのは、コミュニケーションの取り易さです。ノートPCを小脇に抱えて会議室へ行くというシーンなどは一般的になってきていますが、会議室だけでなくて廊下で会った場合でも、すぐに、このあいだのこれはこれでいいかなあなどと、画面を共有しながら話ができます。特にWPCのような大きなイベントでは、関わる人数というのも大変な数になります。しかもみな忙しいのでなかなか時間も取れない。偶然廊下であった瞬間が勝負だったりするのです(笑)。

 タブレットPCは特別なPCとして向き合うのではなく、「こんなこと出来たらいいのに」と思っていたことをさりげなく使いこなすことが、「使いこなし術」の極意のような気がします。人がPCに合わせるのではなく、人をサポートするのがPCなんですから。

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イベントステージ用台本チェックの例

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ブース設置POPのイメージ指示の例

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ブースMAPチラシの赤入れ指示の例

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イベントブースにおけるPCシステム図

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[大出裕之,ITmedia]

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