Intel、デスクトップ向け新プラットフォーム「Lyndon」の概略披露

» 2004年12月08日 07時32分 公開
[IDG Japan]
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 米Intelが2005年に打ち出すデジタルホーム/デジタルオフィス向けの製品では、単なる性能以上の機能がコンシューマーやIT管理者に提供される。Intelはこれら製品に、Centrinoと同様の形で脚光を当てる計画だ。12月7日、ニューヨークで開かれた金融アナリスト向けのプレゼンテーションで同社幹部が説明した。

 Intel社長兼COOのポール・オッテリーニ氏は、2004年の混乱の中で多くのことを学んだと話した。同社製品に何を望むかについて企業のCIOや顧客の声を聞き、今後の製品にはそうした声が反映されるはずだと同氏。顧客は今、性能だけでなく、管理機能と電力消費削減を求めていると説明した。

 その結果Intelは、Pentium Mプロセッサを新しいモバイルチップセットおよび新しい無線機能と組み合わせてCentrinoプラットフォームの一部として提供したのと同様に、デスクトッププロセッサをプラットフォームとして設計・売り込みに当たる計画だ。

 同氏によれば、Intel初のCentrinoライクなデスクトッププラットフォームのコードネームは「Lyndon」。2005年にデジタルホームとデジタルオフィスの両方をターゲットとして提供、x86命令セットに2Mバイトのキャッシュと64ビット拡張機能を備えたPentium 4プロセッサを組み込む。

 2006年にはデジタルホームとデジタルオフィス向けに、「Creek」と「Averill」というプラットフォームを打ち出す。これらプラットフォームには、最近のIntel Developer Forumで焦点を当てたIntelのセキュリティ/仮想化技術を盛り込む。Microsoftの次期Windows「Longhorn」は、Intelが2006年に計画しているハードベースのセキュリティおよび仮想化技術のメリットを活用することが求められるとオッテリーニ氏は語った。

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