いつの間にか欲しくなってる自分に気付いた──タブレットPC店頭体感キャンペーン in HYPER FACTORYレポート(1/3 ページ)

秋葉原で唯一のタブレットPC取り扱い店「サウスウィンド/ハイパーファクトリー」で、各社のタブレットPCを自由に触って試したり購入できる店頭キャンペーンを実施していると聞いたので、さっそくキャンペーンの様子を見に行った。

» 2004年12月10日 17時30分 公開
[池紀彦,ITmedia]

 11月1日から12月30日までの間、「サウスウィンド/ハイパーファクトリー」で行われているのが、各社から販売されているタブレットPCを実際に触って試すことができるイベント「タブレットPC店頭体感キャンペーン in HYPER FACTORY」だ。

表通り(神田明神通り)から見たサウスウィンド/ハイパーファクトリーの入り口。特価品の立て看板が出されている

 場所は、CD/DVDやゲームなどを販売する「リバティー秋葉原6号店」が入居しているスーパービルの6F。イベントを実施しているサウスウィンドは、言ってしまえば秋葉原によくありがちなPCショップの一つである。そんな同店がこのようなイベントを開催したのはどういう経緯なのかを、店長の小池氏にうかがってみた。

秋葉原で唯一のタブレットPC取り扱い店に

――今回のイベントはどういった経緯で開催したのでしょうか?

小池 実はこれまでも、うちに来てもらえば国内で販売している現行のタブレットPCなら全機種を触ることができました。今回はマイクロソフトから話をいただいたので、キャンペーンという形でイベント展開しています。

 初代のタブレットPCが発売になった頃から、『これは面白そうだ』と目を付けていたんですよ。ところが、初代のタブレットPCは手書き文字の認識率やトータルの完成度などがイマイチで、価格も高かったので、他店はどんどん撤退してしまい、気が付くとうちだけになったんですね。そこで逆に、タブレットPCを中心に据え、それをうちの特徴にしようと考えました。現在、秋葉原でタブレットPCを自由に触れるのは当店だけです。

インタビューに応じてくれたサウスウィンド店長の小池 明氏

――現在のタブレットPCは業務用途が中心となりつつあり、1ユーザーが気楽に購入するイメージからはやや離れてしまった気がします。実際に購入するユーザーはどんな用途に使用しているのでしょうか?

小池 たしかにうちも法人向け出荷が中心ですが、個人ユーザーが購入するケースも決して少なくありません。特に、グラフィックデザインを中心にPCを使っているユーザーが多く購入しています。搭載しているペンタブレットデバイスがワコム製なので、使いやすいのでしょう。

――キャンペーンではどんなことができるのでしょうか?

小池 うちは一般販売が可能な各メーカーの全タブレットPCを取り揃えているので、それらを自由に触ることができます。また、別売のソフトもインストールしてあるので、それらの使い勝手を試してもらうこともできます。基本的にうちの社員はほぼ全員がタブレットPCを細かいところまで把握しているので、気楽にどんどん質問してもらってけっこうです。

 そこで店内を見渡してみると、中央のテーブルに各社のタブレットPCがずらりと展示されており、ちょうど来店者の1人が店員にあれこれと質問している姿が見られた。

店内中央のテーブルに各社のタブレットPCが並ぶ
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