PCや周辺機器を普段から掃除している人は少ないはず。1年も使っていれば、相当汚れていることだろう。年末の大掃除の時には、ぜひPC周りも一緒にキレイにしておきたい。
PCケースの内部やキーボード、液晶ディスプレイなどは、適切に掃除する必要がある。乱暴に扱ったら故障してしまうこともあり得るのだ。また、クリーナーも素材に合ったものを使いたい。中性洗剤を薄めて使ってもいいが、今回は専用のクリーナーを利用している。どれも、量販店で購入でき、価格は数百円程度。
まずは、常に見つめているディスプレイの画面をキレイにしよう。美しい写真を表示しても、タバコのヤニでくすんでいては無意味。液晶ディスプレイとCRTでは、注意するポイントが異なる。
液晶ディスプレイの表示部分は弱いので、絶対に力を入れて拭かないこと。専用のクリーナーを使って撫でるように汚れをふき取ろう。
CRTを掃除する場合は、電源を切ってから時間を置くこと。熱を持っている状態だと、かえって汚れがこびりついたり、ガラスやプラスチックに悪影響を与える可能性がある。こちらも、表面にコーティングが施されている可能性があるので、専用クリーナーでクリーニングしよう。
続いて、ボディ部分を掃除しよう。OA機器用の専用クリーナーを使って、汚れを落としていく。長い間掃除をしていないとなかなかきれいにならないが、根気よく続けよう。あまり力を入れずに、何度も拭き取るのがコツだ。
前面のボタン類を掃除する際は慎重に。クリーナーをたっぷり付けすぎて、隙間に入るとやっかいだ。ボタン部分は、布につけるクリーナーを薄めにしたほうがよいだろう。また、コネクタ部分はホコリを飛ばすくらいにしておき、直接触れないようにしよう。濡れた雑巾を使うと、さびたり、動作に支障が出る可能性がある。
PCの前でお菓子を食べたり、ジュースやコーヒーを飲む人のキーボードは、知らない間にすごい状態になっている。キーボードやマウスの汚れは使い勝手にも影響を及ぼすので、定期的にきれいにしておきたい。
キーの隙間から入り込んだごみは掃除機で吸い取ろう。見た目にはわからないが相当のホコリが取れるはずだ。続いてボディやキートップの掃除をする。OA用のクリーナーで汚れを拭き取ろう。キーの間を拭きにくい場合は、綿棒を使うと便利だ。
本格的にキーボードを掃除するなら、キートップをすべて外してしまい、水洗いしてみよう。中のごみも完璧に取れるので、一石二鳥だ。ただし、ノートPCの場合は、キートップが簡単にはずせない場合もあるので、マニュアルを確認してみよう。
キートップは、マイナスドライバーなどを隙間に入れて押し上げると簡単に外れる。アキバの自作パーツショップなどでは、100円前後で専用のキーリムーバーも発売されている。
キートップを外す前に、デジカメでキーボードを撮影しておくことをオススメする。キー配列を戻す際に参考にするためだ。
キートップをはずしたら、中性洗剤を薄めた水で洗おう。洗い終わったらきっちり水を切り、完全に乾かすこと。その間に、キーボードの内部を掃除しよう。
掃除が終わったら、キートップをはめ込んでいく。撮影した写真を見ながら、カチッと音がするまでひとつずつはめ込もう。
以前のマウスはボール式だったので分解清掃が必要だったが、最近は光学式が主流。掃除といってもボディをキレイにすればOKだ。底面にはホコリがこびりついているので、きっちり取り除こう。
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