では、パフォーマンスをベンチマークソフトでチェックしてみよう。
コストパフォーマンスを重視したCeleron D搭載モデルであるが、2.80GHzとなれば通常使用におけるパフォーマンスに不安は少ないだろう。
PCMark04でのベンチマーク結果
3DMark2001SEでのベンチマーク結果
定番のPCMark04と3DMark2001SEでチェックしてみると、PCMark04でのCPU Scoreは3000近くで、オーバークロックされるTURBOモードに設定すればよりスコアアップが可能だ。気が付いたところは、やはり3段階のCPUクロック調節モードは、メモリなどの動作クロックも一緒に変わるというところだ。
また、Graphics Scoreが低いのは内蔵グラフィックス機能を利用する限りしょうがないところだが、DirectX 9にも対応する内蔵グラフィックス機能「GMA900」なので、軽めの3Dゲームなどを低解像度で楽しむ分にはそこそこ大丈夫であろう。もちろんKLA2285は、PCI-Express x16を1基搭載するため、気になるユーザーはグラフィックスカード増設を行うこともできる。
最後のHDD ScoreはさすがにSerial ATA接続タイプの7200rpmモデルだけにそこそこのスコアである。
省スペースで設置スタイルも自由性があるキューブタイプ、そして前面パネルやリモコン操作を含めたオーディオ機能を充実させ、TVチューナーを搭載するなどAV系機能への対応、キーボードまで含めたトータルなデザインなど、KLA2285は他社にも存在するAV機能も特化させたベアボーンキットにはないプラスαの特徴を持つ。
そしてPC1台として見れば、価格はショップブランドPCに近いところまで抑えられており、価格面でもそこそこのお値打ち感がある。すなわち、リビングルームに置ける「家族みんなのPC」を欲するユーザーにはとくにお勧めできそうな製品だ。
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