ソニーマーケティングは、2005年春モデルとしてデスクトップラインアップ4機種15モデルを発表した。新規シリーズはなく、いずれも従来機種のバージョンアップとなる。
「VAIO パーソナルコンピューター type R」(VAIO type R)は最上位モデル「VGC-RA72P」に20インチ液晶ディスプレイがセットになる製品が新たに加わった。
VAIO type Rの全ラインアップでCPUがアップグレードされ、VGC-RA72PとVGC-RA62ではPentium 4 560からPentium 4 570Jに、VGC-RA52ではPentium 4 550からPentium 4 560Jに変更されている。
さらに、VGC-RA62とVGC-RA52ではHDDの容量が拡張、VGC-RA62では250Gバイトから160Gバイト×2の320Gバイトとなり、VGC-RA72P同様、2台のHDDはRAID 0で構成されている。
VGC-RA72PとVGC-RA62はグラフィックスカードも従来のRADEON X600XT(ビデオメモリ容量128Mバイト)からGeForce 6600(同256Mバイト)に変更された。
機種名 | VGC-RA72Pシリーズ | VGC-RA62シリーズ | VGC-RA52シリーズ |
OS | Windows XP Professional(Service Pack 2 対応) | Windows XP Home Edition(Service Pack2 対応) | |
CPU | Pentium 4 570J | Pentium 4 560J | |
チップセット | Intel 915P | ||
メモリ | 1Gバイト(512Mバイト×2)DDR2 SDRAM、DDR2 533対応 | 512Mバイト(256Mバイト×2)DDR2 SDRAM、DDR2 533対応 | 512Mバイト(256Mバイト×2)DDR SDRAM、PC3200対応 |
グラフィックスカード | GeForce 6600(PCI Express X16接続) | RADEON X300(PCI Express X16接続) | |
ビデオメモリ | 256Mバイト(DDR SDRAM) | 128Mバイト(DDR SDRAM) | |
液晶ディスプレイ | 20インチSDM−S204/V、ディスプレイなしから選択可能 | 19インチVGP-D19SM2A、ディスプレイなしから選択可能 | 17インチPCVD-17SM2A、ディスプレイなしから選択可能 |
HDD | 約500Gバイト(250Gバイト×2)Serial ATA | 約320Gバイト(160Gバイト×2)Serial ATA | 約250GバイトSerial ATA |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層対応) | ||
サイズ | 約188(幅)×410(高さ)×402(奥行き)ミリ(本体、突起部含まず) | ||
重量 | 約16キロ | 約16キロ | 約14.5キロ |
実売想定価格 | VGC-RA72PL2:46万円前後、VGC-RA72P:36万円前後 | VGC-RA62L9:37万円前後、VGC-RA62:28万円前後 | VGC-RA52L7:26万円前後、VGC-RA52:20万円前後 |
発売予定日 | 1月15日 |
VAIO type HXは「VGC-HX63B7」「VGC-HX53B7」「VGC-HX53B5」が春モデルで登場する。いずれもCPUをパワーアップしメモリとHDDの容量を拡張している。
機種名 | VGC-HX63B7 | VGC-HX53B7 | VGC-HX53B5 |
OS | Windows XP Home Edition (Service Pack 2対応) | ||
CPU | Pentium 4/3.40E GHz | Celeron D 240 | |
チップセット | Intel 865GV | ||
メモリ | PC3200/512Mバイト (最大1Gバイト) | PC2700/512Mバイト (最大1Gバイト) | PC2700/256Mバイト (最大1Gバイト) |
グラフィックスカード | チップセット内蔵 | ||
ビデオメモリ | 最大64Mバイト(メインメモリ共有) | ||
液晶ディスプレイ | 17インチPCVD-17SM2A | 15インチPCVD-15XM2A | |
HDD | 250Gバイト | 200Gバイト | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層対応) | ||
サイズ | 約100(幅)×355(高さ)×378(奥行き)ミリ(本体、突起部含まず) | ||
重量 | 約8.9キロ(本体) | ||
実売想定価格 | 約23万円 | 約19万円 | 約17万円 |
発売予定日 | 1月15日 |
VAIO type Vの春モデルは従来対応していなかった2層式DVD+Rの書き込みに対応したDVDスーパーマルチドライブを搭載したことが最大の変更点。
また、20インチディスプレイモデルのCPUをPentium 4 3.20GHzに、また17インチディスプレイモデルのCPUをCeleron D 335にそろえ、ボディカラーも20インチモデルでは黒に、17インチモデルでは白に統一した。
20インチモデルも17インチモデルもCPUのクロックは向上し、17インチモデルのエントリークラスに搭載されるHDD容量が160Gバイトから200Gバイトに拡張されたが、そのほかのスペックは従来機種とほぼ同じ。
機種名 | VGC-V203RB | VGC-V173B | VGC-V173EB |
OS | Windows XP Home Edition(Service Pack 2対応) | ||
CPU | Pentium 4/3.20E GHz | Celeron D 335 | |
チップセット | Intel 865GV | ||
メモリ | PC3200/512Mバイト | PC2700/512Mバイト | PC2700/256Mバイト |
グラフィックス機能 | チップセット内蔵 | ||
液晶ディスプレイ | 20インチワイド(1280x768ドット) | 17インチワイド(1280×768ドット) | |
HDD | 約250Gバイト | 約160Gバイト(Ultra ATA/100) | |
光学ドライブ | DL対応DVDスーパーマルチドライブ | ||
サイズ(本体直立時) | 約551(幅)×442(高さ)×288(奥行き)ミリ | 約484(幅)×398(高さ)X288(奥行き)ミリ | |
重量(本体/キーボード) | 約14.6キロ/約1.1キロ | 約13.0キロ/約0.7キロ | |
実売想定価格 | 30万円前後 | 22万円前後 | 19万円前後 |
発売予定日 | 1月15日 |
コンテンツプレーヤーとしてホームユースを重視するVAIO type Mは3モデルを投入。キャプチャー機能をサポートした「VGC-M51B/W」と色違いの「VGC-M51B/L」、そしてキャプチャー機能を持たない「VGC-M31B/W」が用意されている。
M51とM31はキャプチャー機能以外にHDDの容量が200Gバイトと160Gバイトとなっているほかに大きな違いはない。CPUはCeleron/2.70GHz、チップセットは統合型のSiS 661FXを採用。また、内蔵ドライブは従来のDVDスーパーマルチドライブから2層式に対応したDVDスーパーマルチドライブに変更された。
M51に追加された新色「ブライトブルー」はインテリアのアクセントカラーとして最近人気が高い明るいメタリックの青系色。
機種名 | VGC-M51B/W・VGC-M51B/L | VGC-M30B/W |
OS | Windows XP HomeEdition SP2 | |
CPU | Celeron/2.70 GHz | |
チップセット | SiS 661FX | |
メモリ | PC3200/256Mバイト(最大1Gバイト) | |
グラフィックス機能 | SiS 661FX | |
液晶ディスプレイ | 15.4インチTFTワイドディスプレイ(1280×800ドット) | |
HDD | 200Gバイト | 160Gバイト |
光学ドライブ | DL対応DVDスーパーマルチ | |
サイズ(本体直立時) | 幅482×高さ301×奥行342ミリ(液晶直立キーボード使用時) | |
重量(本体/キーボード) | 9キロ | |
実売想定価格 | 18万円前後 | 16万円前後 |
発売予定日 | 1月15日 |
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