NECは2005年の春モデルとして新しく追加されたシリーズ「LaVie TW」をはじめとする5シリーズ12モデルを発表した。デスクトップのVALUESTAR同様、新開発の高画質エンジンによるTV画質の向上などTV関連機能の強化が特徴だ。
春モデルから新たに登場したLaVie TWは大画面液晶ディスプレイ、使い勝手を考えた新筐体、高性能のパーツなどLaVieの新しいハイエンドシリーズという位置付けになる。
新筐体でとくに考慮されているのが入力操作における使い勝手のよさ。キーボートのセンターと筐体のセンターをそろえるため、17インチワイド液晶ディスプレイを搭載する大柄な筐体ながら、競合他社でみられるキーボートとテンキーの混載は採用していない。
そのほかにも、パームレスとでは触れたときの感触を考慮して皮革素材を採用。キーボードトップも刻印の視認性を向上させるために黒地に白い文字を組み合わせている。
LaVieでは最大となる17インチのワイド液晶ディスプレイは1440×900ドットの高解像度表示が可能。搭載しているグラフィックスチップ「MOBILITY RADEON 9700」でサポートするオーバードライブ機能「LRTC」によって液晶の反応速度も約16ミリ秒と高速。
専用の最新グラフィックスチップを搭載したことで、Direct X 9に対応した重量級3Dゲームも快適にプレイ可能だ。サウンドも本体にノートPCとしては大容積スピーカーを搭載し、重低音も十分再生できる。
また、CPUはインテルがまだ正式に発表していないFSB533MHz対応のPentium M 730(動作クロック1.60GHz)を搭載。チップセットは他社が採用しているIntel製ではなく、すでに発表されているATIのMOBILITY RADEON 9100 IGPを組み合わせている。
型名 | LW900/BD | LW700/BD |
OS | Windows XP Home Edition SP2 | |
CPU | Pentium M 730(1.60GHz) | Celeron M 350(1.30GHz) |
チップセット | ATI MOBILITY REDEON 9100IGP | |
メモリ(最大) | PC2700/512Mバイト(1.2Gバイト) | PC2700/256Mバイト(1.2Gバイト) |
液晶ディスプレイ | 17インチワイド(1440×900ドット) | |
スピーカー | 本体内蔵 | |
グラフィックス | MOBILITY RADEON 9700 | |
TVキャプチャー | 高画質ハードウェアエンコーダ内蔵 | |
HDD | 100Gバイト | 80Gバイト |
光学ドライブ | DL対応DVDスーパーマルチ | |
スロット | PCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード | |
主なインタフェース | USB 2.0×5、IEEE1394×1 | |
予想実売価格 | 26万円前後 | 22万円前後 |
出荷開始 | 1月下旬 | 1月中旬 |
ワイド液晶を搭載したハイエンドノートのLaVie Tはディスプレイやグラフィックス機能、HDD容量などは秋モデルと同様。
しかし、CPUにLaVie TWでも使われているFSB533MHz対応のPentium M 730を搭載。チップセットにはすでに秋モデルで実績のあるATIのMOBILITY RADEON 9100 IGPを採用している。
型名 | LT900/BD |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
CPU | Pentium M 730(1.60GHz) |
チップセット | ATI MOBILITY REDEON 9100IGP |
メモリ(最大) | PC2700/512Mバイト(1.2Gバイト) |
液晶ディスプレイ | 15.4インチワイド(1280×800ドット) |
スピーカー | 本体内蔵 |
グラフィックス | チップセット内蔵 |
TVキャプチャー | 高画質ハードウェアエンコーダ内蔵 |
HDD | 80Gバイト |
光学ドライブ | DL対応DVDスーパーマルチ |
スロット | PCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード |
主なインタフェース | USB 2.0×5、IEEE1394×1 |
予想実売価格 | 23万円前後 |
出荷開始 | 1月中旬 |
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