ここでフロントパネルの各機能をチェックしておこう。
GW-101のもっとも基本的な使い方はやはりファンコン機能だ。制御モードは「MODE」ボタンで自動(AUTO)とユーザー設定(マニュアル)が選べる。
マニュアル設定は「SET」ボタンを3回押すことでファンの回転数を調整できる。AUTOモードでは、各パーツの温度を検知し回転数を自動調整してくれる。
各パーツの温度が規定値になった場合はアラームを鳴らすよう設定することもできる。この場合、パネル内の表示がはげしく切り替わり、けたたましい音で警告アラームが鳴り出す。
なお音楽を再生中はグライコが表示される。もちろん音量は「ボリューム」ボタンで調整が可能だ。時計回りの円形バロメーターで表現されるのもサイバーな感じでおもしろい。
ところでこの類のパーツには、実用性も重視するタイプとそのルックスのみで勝負という(ただ光るだけといったような)タイプの2種類があるが、GW-101は間違いなく前者といえる。その大画面さを活かして、時計やファンコン、サウンド情報を切り替えるのではでなく一度に表示できるため、視認性は良好で、パネル周辺にある各操作ボタンの機能も最大3つまでと少なめに抑えられていることも相まって、操作しやすいのは好印象だ。
もちろん、やや“プラスチッキー”なところやボタンのクリック感、ボリュームはオーディオ機器のような回転つまみタイプが欲しいなど、どうせならもう少し高級感も欲しいなぁという気もしないでもない。しかしGW-101の価格は約5000円程度と、4チャネルのファンコン機能というメイン機能だけとってもそこそこ安価なことは確かで、派手さと便利さを兼ね備え、人とはちょっと違うPCケース周り用のパーツを探しているユーザー向けには、かなりお勧めの製品と言えそうだ。
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