今週の水曜、アキバ各ショップでSUPER FLOWERブランドの電源ユニット、サイズ「PIP14-430A」の販売が始まった。価格は9800円前後で、在庫は潤沢だ。
PIP14-430Aは、定格430ワット(最大出力480ワット)のATX電源。24/20ピン対応ATXケーブル以外の各種ケーブルは、それぞれを単独で着脱可能な「プラグイン」方式ケーブルを採用する現在流行の仕様となっている。
プラグイン方式は、必要なケーブルだけを電源本体に接続できるため、PCケース内部の配線を整理しやすいのが特徴だ。また、最大回転数1450rpm(騒音レベル:33デシベル)の14センチファンを搭載し、ファン回転数モードの切り替えにより25デシベル前後の静音駆動も行える。
なお、ほぼすべてのショップで、PIP14-430A以外の兄弟モデルも入荷されている。ラインアップと価格は、14センチファン搭載の定格530ワットモデル「PIP14-530A」が1万3000円前後、12センチファン搭載で定格430ワットの「PIP12-430A」が9000円前後、12センチファン搭載で定格530ワットの「PIP12-530A」が1万2000円前後。それぞれ在庫は潤沢だ。
ちなみに同シリーズは、2週間前からサンプル機器がアキバ各ショップを転々としていたようで、販売価格もある程度決まっていた。そのためか毎週アキバに通うようなユーザーの認知度も高く、発売当初から好調に売れているという。中でも人気なのが9800円前後の430ワットモデル「PIP14-430A」だ。
あるショップは「より出力の大きい530ワットモデルが売れるとの予想が多かったようですが、私に言わせると“1万円”という価格の壁が人気を二分した気がします。買い換えでのパフォーマンスアップを実感しにくい傾向のある電源ユニットへの投資額は“1万円まで”あるいは“1万円以内なら”と考えるユーザーが多いのでしょう。高出力モデルも、もちろん人気がないわけではありませんが、やはり今の売れ筋は1万円以下のモデルのようです」と話す。
発熱量が100ワットを超えるPrescottoコアのPentium 4が登場したり、NVIDIAのGeForce 6800 Ultra搭載リファレンスカードが450ワット以上の電源を推奨していることなどをきっかけに、電源ユニットの高出力化が進んだかに見えたが、実際は「とはいえ、多くのユーザーは現状手持ちの環境では400ワットほどで十分と知っているんですよね。もちろん高出力モデルについても一応興味ない、というわけではないようなのですが……自己の納得のためか確認のためか、私ら店員に聞くだけ(笑)。結局、やっぱこっちでいいやと、1万円以内の400ワットクラスの製品を選んで行くユーザーが多いように感じています」(某ショップ店員)とのことだ。
製品 | サイズ「SUPER FLOWER PIP14-430A」 |
入荷ショップ | |
BLESS秋葉原本店 | 9418円 |
高速電脳 | 9980円 |
PCパーツショップ・CUSTOM | 9980円 |
今週末、ドスパラ秋葉原本店に東海理化販売のドライブケース「tsunami」シリーズが入荷するという情報を入手した。価格と入荷数は未定ながら、同ショップによると「結構たくさん入荷する予定です」とのことだ。
tsunamiは、2枚のアルミパネルでドライブを挟む、シンプルながら放熱性に効果がありそうな仕様が特徴のドライブケースだ。側面には半透明のアクリルパネルが配され、ブルーのアルミパネルとともに涼しげなイメージを演出している。
ラインアップは2.5インチHDD用の「PB-2500U」と3.5インチドライブ用の「PB-3500U」、5インチドライブ用の「PB-5250U」の3種類。それぞれUSB2.0対応で、「PB-5250U」のみ静音ファンを背面に備える。
ドスパラ秋葉原本店は「外付けドライブケースは3.5インチタイプが一番人気です。しかし現在売れている製品はどれも放熱性能に関してはほぼ互角。デザインや価格勝負になりつつあるので、このtsumaniも健闘すると思いますよ」と話す。
製品 | 東海理化販売「tsunami PB-3500U」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 価格未定(予想実売価格:6000円台後半〜7000円) |
今週の火曜から木曜にかけて、アキバ複数のショップにV-Gear製TVキャプチャーユニット「PocketTV X(NTSC)-JP」が入荷した。価格は6800円前後で、在庫は潤沢。
PocketTV Xは、MPEG-1/-2/DivX(MPEG-4)録画が行える、ソフトウェアエンコードタイプのTVキャプチャーユニット。搭載インタフェースに、TVアンテナ入力、S-Video入力、RCA入力端子を備える。
入荷したワンネスでは「通常の使い方でCPUにここまで負荷をかけられる製品(DivX録画を行う場合はPentium 4/2GHz以上を推奨)は、ここ最近は見かけていないですね(笑)。それでもDivXダイレクト録画対応で7000円を切る外付けタイプの製品はお値打ちモンかもしれません」と話す。
なお、ほぼ同等機能を持つ同社PCI内蔵タイプの「V-Gear MyTV SAP 3 DivX5.2版」という製品も存在する。こちらはより安価で、4500円前後(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)で販売されている。
製品 | V-Gear「PocketTV X(NTSC)-JP」 |
入荷ショップ | |
ワンネス | 6750円 |
ツートップ秋葉原本店 | 6780円 |
クレバリー1号店 | 6793円 |
新品を扱うPCパーツショップでも、店内を見回してみるとさまざまな“ワケあり割り引き品”が見つかる。
ワケありといっても、デモ展示するために箱を開けたものや、メーカーからの修理戻り品など「特に問題ない」なものが多い。そしてそれががたまってくると、「絶対新品でなければやだ」という人以外にはうれしい“特価品コーナー”に直行するのが通例だ。もちろん中古品よりも状態がよく、かつ新品と比べて安価な製品を入手しやすいため、ぜひチェックしてもらいたい。
さて今週末にお勧めなのは、USER'S SIDE秋葉原本店の特価品コーナーだ。
同店は法人向けマシンやサーバーを扱っていることもあり、特価品もハイエンドなモデルも揃うのが特徴である。5万円以下で入手できるデュアルXeonマザーもあったので、ハイエンドシステムをできるだけ安価に、と望むユーザーは覗いてみてはいかがだろうか。
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