米IBMは2月22日、新しいコンピュータシステムアーキテクチャとチップセットを披露する計画だ。これは同社のxSeriesサーバ次世代機の基礎部分となる。
IBMはこの新技術をベースにした最初のサーバとして、4プロセッサシステムのxSeries 366(x366)を、今後数カ月以内に出荷開始する計画だ。
IBMのメインフレームとスーパーコンピュータで使われたX3アーキテクチャを採用し、多数のIntel Xeonプロセッサをサーバに使用してパフォーマンスを改善する。2001年に導入したEnterprise X-Architectureから3年の開発期間をかけたという。
IBMによれば、X3の開発には1億ドル以上の開発費が投じられている。同社が将来発表するXeon 4プロセッサ以上のシステムには、このアーキテクチャを利用するという。
同社はXA-64e(コードネーム:Hurricane)も発表する。これはX3アーキテクチャ向けに設計されたもの。これらのコンポーネントを使い、IBMは最大で32基のプロセッサを使ったサーバを構築することができるとしている。
X3システムの最初の製品となるx366は4ウェイのサーバで、Cranfordというコードネームで呼ばれるエントリーレベルXeon MPプロセッサをベースにする予定。Cranfordとx366は今後90日以内に出荷される見込み。IBMによれば、価格は出荷時に発表されるという。
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