ソニー、550枚の撮影が可能なサイバーショット「DSC-S40」ほか

» 2005年03月09日 15時14分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは、1回の充電で約550枚の撮影が可能なサイバーショットの新モデル「DSC-S40」を発表、4月15日から発売する。価格はオープンだが、実売想定価格は2万7000円前後の見込み。あわせて、複数のメモリーカードスロットを搭載した小型フォトプリンター「DPP-FP50」も発表、5月20日から発売する。価格は2万4990円。

1回の充電で約550枚の撮影が可能なエントリーモデル「DSC-S40」

 DSC-S40はシリーズ中エントリーモデルと位置づけられる製品。搭載されている画像処理エンジン「リアル・イメージング・プロセッサー」の省電力化により、別売の単3形型ニッケル水素充電池「NH-AA-2DB」を使用した場合、1回の充電で約550枚の撮影が可能だ。単3型アルカリ乾電池でも利用可能で、不意な電池切れにも対応できる。

photo DSC-S40

 1/2.7インチ有効画素数4.1メガピクセルのCCD「Super HAD CCD」を搭載する。レンズは光学3倍(35ミリ判換算で32−96ミリ相当)の「カールツァイス・バリオテッサー」で、F値はF2.8-5.1となっている。

 サイズは99(幅)×51.7(高さ)×34.2(最薄部 ミリ)・132グラム(本体のみ)で、背面には1.5インチの液晶を備える。記憶メディアはメモリースティックを使用するほか、DSC-W5/7と同様に32Mバイトのメモリを本体に内蔵する。

photo 背面には1.5インチの液晶を搭載する

 起動時間は約1.7秒、撮影間隔は約1.2秒、レリーズラグは約0.009秒と撮影レスポンスも高速だ。夜景/夜景&人物/風景/ソフトスナップ/キャンドル/スノー/ビーチの各シーンセレクト機能のほか、VGAサイズ/30fpsの動画撮影機能も備える。

マルチスロットを備えた昇華型フォトプリンター「DPP-FP50」

 DPP-FP50は昇華型熱転写方式を採用した小型フォトプリンター。イエロー/マゼンダ/シアンの各色を256階調に重ね合わせ処理することで、1ドットあたり約1677万色という銀塩写真に迫る画質を表現する。解像度は300dpi×300dpiで、対応する用紙サイズはポストカードとLサイズ。

photo DPP-FP50

 182(幅)×66(高さ)×210(奥行き ミリ)の本体には、メモリースティック/SDメモリカード/コンパクトフラッシュの各スロットを搭載しており、「約80%のデジカメとケーブルなしでのダイレクト接続が可能」(同社)。ピクトブリッジにも対応しており、カメラとはUSBケーブルで接続することもできる。

 印刷速度も高速化された。紙の送り戻しやデータ処理の速度向上によって、Lサイズ1枚の印刷時間は約57秒と、従来機種(DPP-EX50)よりも約13秒高速化された(ダイレクトスロット使用、「ファインモード」で撮影された2592×1944ピクセルのJPEGファイルの印刷時)。

 多彩な編集機能も備えており、赤目補正や文字入力、分割、3D効果、カレンダー作成などをPCなしで行える。カレンダーについては、フレームや壁紙などが35種類用意されている。TVに直接接続することも可能で、「TVで画像を確認しながら印刷する」といった楽しみ方ができる。リモコンも付属する。

 プリント前の画像の輝度分布や色相を分析し、コントラストや彩度、色調などを自動的に補正する「オートファインプリント3」や、約100年相当の耐久性を実現するというコーティング機能「スーパーコート2」も搭載する。

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