ウワサのTabletPCが存分に試せる!──dynabook R10キャンペーン in ベスト電器 新宿高島屋店レポート

2月下旬に販売が開始された日本初のコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10」。実勢価格が20万円以下と買いやすい価格で登場したこともあり、食指を動かされている人も多いのではないだろうか。販売促進キャンペーンを実施しているベスト電器 新宿高島屋店にdynabook R10を触りに行った。

» 2005年03月11日 09時30分 公開
[池紀彦,ITmedia]

メイン通路に面した“一等地”に展示

 新宿タカシマヤ タイムズスクエア11階に店舗を構えるベスト電器 新宿高島屋店では、2月下旬に発売された東芝のコンシューマー向けTabletPC「dynabook R10/170L7」(以下、dynabook R10)の販売促進キャンペーンを実施している。

 3月31日までの期間限定キャンペーンで、キャンペーン期間中にdynabook R10を購入すると、お買い上げ記念品として液晶保護フィルターがもらえるというものだ。液晶ディスプレイを直接ペンでタッチするTabletPCにとっては重要なオプションで、それが無料でもらえるのは大きなポイントだ。キャンペーンの模様を、販売担当のパソコンアドバイザー、三森清一氏のコメントとともにレポートしよう。

ベスト電器 新宿高島屋店に展示されている「dynabook R10/170L7」。店頭価格は19万4800円。これに10%のポイント還元が発生するので、実際の価格は17万5000円前後となる

 ちなみに、dynabook R10が展示されているのは、新宿タカシマヤに設置されている2基のエレベーター間を結ぶメイン通路に面したブースの一角。通りがかりの客からも目に付きやすい、いわゆる“一等地”である。テレビ機能を搭載した同社の主力ノートPC「dynabook Qosmio」シリーズと並べて展示されており、ベスト電器 新宿高島屋店のdynabook R10に対する期待が伺えるようだ。

2基のエレベーター間を結ぶメイン通路に面したdynabookブースの一角にdynabook R10が展示されている。通路も広いので、周囲をあまり気にせずに触ることができる

ITmedia よい場所ですね。

三森清一氏(以下、三森) この位置はお客様の目が最も惹きつけられるポイントなので、注目度は高くなりますね。最近はどのパソコンも似たり寄ったりなので、売り手にとってもTabletPCは、お客様にお勧めするパソコンの選択肢の幅を広げられるので、扱いやすいです。

コメントを寄せていただいたパソコンアドバイザーの三森清一氏とdynabook R10

ITmedia 実際の購買層としては、どういった方が多いのでしょうか?

三森 当店はタカシマヤという場所柄、お見えになるお客様もご家族連れが多いので、実際に購入されるお客様もご家族連れがほとんどです。まず、お子様がお絵描きに興味を持ってやってくる。付いて来たご両親も関心を示して、あれこれ聞いてくるというパターンが多いですね。

ITmedia dynabook R10は実売価格で20万円以下というTabletPCとしては安価な価格設定ですが、価格に関してお客さんの反応はどうでしょうか?

三森 タカシマヤに買い物に来られるお客様は、より良いものを買うことに重点を置いておられる方が多いので、価格面を特に気にするというお客様はそれほど多くないです。TabletPCとして意識するわけではなく、数あるパソコンの選択肢の一つとしてTabletPCも視野に入れるといった感じでしょうか。

 ただ、同じ価格帯の製品と比較してみると、テレビ機能搭載パソコンに流れるケースも多いですね。寝室用テレビとしても兼用したいというのがご希望のようです。

ITmedia テレビ機能搭載モデルに流れてしまうのは残念ですねぇ。

三森 先ほども言いましたが、選択肢が不足している現在のパソコン市場の中で、こうした新たな路線は、売り手としては歓迎したい流れです。

 ただ、TabletPCは製品が少なく、特に店頭販売用モデルは選択肢の幅がないのでやりづらい点もあります。雑誌の特集などでもTabletPCをドンドン取り上げてほしいですね。やはりTabletPCそのものの認知度がまだまだ低いんですよ。うちに来られるお客様も、その多くはパソコン雑誌などを読んでからいらっしゃっているようですので、そうやって認知度を上げていってもらえれば、売る側としてももう少しやりやすくなるんですけどね。


 確かにTabletPCの選択肢は、現時点ではあまり多いとは言えない。だが今回のdynabook R10が市場に受け入れられ、TabletPCそのものの認知度が上がれば、他社もその流れに追随してくると思われるので、TabletPCの選択肢が広がり、市場も盛り上がっていくだろう。

 筆者も実際に、店頭に展示されているdynabook R10を触ってみた。展示機上では付属の子供向けお絵描きソフト「おえかきくらぶキッズ」が起動してあり、パソコンであることをあまり意識せずにお絵描きが楽しめた。もちろん、マイクロソフトのビジネス向けノートソフト「OneNote 2003」など、ペン入力に対応した他の付属ソフトを試すことも可能だ。

 展示機は、盗まれないようにコードで固定されてはいるものの、持ち上げたり動かしたりすることは可能なので、手で持って重さを確認したり、液晶ディスプレイを回転させてタブレットモードに切り替えて使用感を試すことができる。

dynabook R10はコンバーチブル型のTabletPC。液晶ディスプレイの回転機構やタブレットモードの使用感などは実際に触ってみないと感触は分からないので、それが試せるのは嬉しい限り

 現在実施されているdynabook R10販売促進キャンペーンは、3月31日までの期間限定。この期間内に同機を購入すると、もれなく液晶保護フィルターが付属する。また、ベスト電器が5月5日まで行っている「ベスト電器 春の情報家電キャンペーン」のパソコン購入特典であるDVD-Rメディア10枚パックプレゼントやiPod shuffle抽選プレゼントといった恩恵も受けることができる。

dynabook R10の購入者全員に液晶保護フィルターがプレゼントされる(3月31日まで)。展示機には液晶保護フィルターが貼られているので、保護フィルターを貼った状態の液晶の視認性も確認できる。ちなみに、安物の保護フィルターを貼ると液晶の視認性が著しく低下してしまうので注意が必要だ
ベスト電器が5月5日まで行っている「ベスト電器 春の情報家電キャンペーン」では、パソコン購入者にDVD-Rメディア10枚パックがプレゼントされる。また、抽選で100名にフラッシュメモリ型MP3プレイヤー「iPod Shuffle」の512MBモデルが当たる
パソコンと同時に「PowerPoint 2003」を購入すると、合計金額から2000円を割り引く特典も付属している

 なお、購入時には、10%のポイント還元が発生する点も重要だ。しかもクレジットカード利用時にもポイント率が変わらない点は、主にクレジットカードで買い物する人にとっては嬉しい限り。

 dynabook R10の購入を検討している人も、TabletPCがどんなものかとりあえず触って試してみたい人も、ベスト電器 新宿高島屋店に行ってみよう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.