調査当日の金曜、アキバ各ショップにEVERCOOL製水冷キット「WATERCOOLER WC-202」が入荷した。価格は1万6000円前後で、各店舗5〜10台ほど入荷されていた。
WC-202は、ラジエータとポンプといった水冷システムの基本部分を5インチベイ1段に装着できるコンパクトさが特徴の水冷キットだ。
静音ファンと小型フィンを搭載したCPUブロックが付属し、2箇所での冷却により省スペースさを備えながらほどよく冷えるという評判。前モデル「WC-201」と比べるとフロントの液晶パネルサイズが拡大され、本体に接続したファンの回転数など各種情報の表示が行えるようになり、水路チューブには水流を確かめられる窓が追加された。対応CPUは、Socket 939/754のAthlon 64環境、LGA775/mPGA478のPentium 4環境に対応する。
入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「まだ早いよって感じですが……(取材当日のアキバは雨で気温10度以下ということもあり)。今年は昨年のような(水冷システムの)製品リリースラッシュはなく、人気を集めたシリーズだけが後継機種を出してくる傾向にあると思います。それでも暖かくなるにつれて新製品が出てくることでしょう」と話す。
なお昨年の製品と違い今年のそれは、水冷キットのオプションアイテムが充実し、ベースキットを購入する際にVGAブロックやHDDクーラーを追加するといったカスタマイズできるものが増える傾向になりそうだ。ユーザーニーズに沿った方向となっているのは確実で、冷却システムの選択肢の1アイテムとして成熟してきた様子が見受けられる。今後の動向に注目したい。
製品 | EVERCOOL「WATERCOOLER WC-202」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 1万9740円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万6800円 |
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