外付けドライブケースは、国内外多数のPC周辺機器メーカーからリリースされ、モバイル用ないし旧マシンで使用していたHDDをリプレースするなどの用途にて、かつ数千円台からと安価に購入できることからアキバでも結構売れているという。
最近リリースされているそれは、静音や冷却性能、取り付けやすさといった基本的な項目はどれも一定レベル以上となっているのは当然として、デザインや付加機能といった項目で差別化を図る傾向がある。
今回紹介する東海理化販売「tsunami」シリーズは、その中でもデザインやカラーリングにもこだわりを持つモデルといえるだろう。
今回は、その「tsunami」シリーズ2.5インチ用/3.5インチ用/5インチ用の各モデルを一気に試してみることにした。同社曰く「静かな海をイメージした、深い蒼――」なるブルーのパネルと、半透明のアクリルパネルがはめ込まれた外観はかなり鮮やかで印象がよい。ケース開閉もドライバではなく、コインなどのより身近なもので行え、無駄の少ないスマートな設計に見える。
では、中身と使い勝手をチェックしてみよう。
PB-2500Uは2.5インチHDD搭載モデルということもあり、シリーズで唯一モバイルでの使用が想定された仕様になっている。内部はいたってシンプルで、2.5インチHDDがちょうど入るほどの容量がある。本体サイズは86.2(幅)×139.5(奥行き)×19.8(高さ)ミリとなっている。
背面にはUSBと給電ポートを備え、バスパワー駆動に対応する。ミニUSBプラグ付きと、給電プラグ形状となっているUSBケーブルの2本が付属し、別系統2基のUSBポートから電源を得ることでACアダプタなしで駆動可能な仕組みとなっている。
モバイル向けということもあり、今回試した3製品の中ではもっとも頑丈そうなイメージだ。本体の厚さは約13ミリ、上下にひねってみるといった無理なことをすると側面のアクリルパネルがたわんでしまうが、両面のアルミパネルはねじでしっかり固定され、よほど無理な力が加わらない限り、HDDにダメージを与えるほどにはならないと思う。
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