調査当日の金曜、アキバ各ショップにアビー製PCケース「AS Enclosure M2」が入荷した。価格は3万9000円前後で、在庫はやや少数。
カラーバリエーションにブラックとシルバーの2色が用意され、ブラックに比べてシルバーの在庫数がやや少ない状況だった。
AS Enclosure M2は、肉厚のアルミパネルを使ったE-ATXケース。フロントに9基ぶんの5インチベイがあり、その内部に3基ぶんの3.5インチベイステーと、1基ぶんのHDDートシンクを備えている。ベイは1枚板で構成されており、2ミリ厚のアルミパネルでサイド部を覆うことで剛健さを実現している。
そしてもう1つの特徴がマザーの取り付け位置。一般的には正面から見て右側にマザーボードを固定する(つまり作業は左から)が、AS Enclosure M2 EM2Sはマザーを上下逆に取り付ける仕組みで、左側にマザーボードベースがある。この利点として、フロントの吸気口から背面にかけて直線的にHDDからCPUを冷却できることが挙げられるという。
入荷したドスパラ秋葉原本店によると「約4万円とかなり高価なケースですが、価格に見合うアイデアが詰まった意欲作ですね。新興メーカーの名刺代わりには十分なパンチ力を持っています」と店員目で見ても結構なシロモンのようだ。
アビーと言えば、ミラー筐体に現在流行の着脱式ケーブル構造を採用する電源「AS Power」シリーズも結構人気という話も聞く。ちなみに新興メーカーではあるが、同社代表取締役の坂口氏も含めてスタッフの多くは元ソルダムとのことで、ツボの押さえどころはなかなかといったところだろう。
製品 | アビー「AS Enclosure M2」 |
入荷ショップ | |
ワンネス | 3万9780円 |
高速電脳 | 3万9800円 |
ドスパラ秋葉原本店 | 3万9800円 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.