キーボードもよくできている。使用頻度の低い変換キーと無変換キーを1つにまとめるといった工夫によって、限られたスペースの中で、キーピッチ14ミリ、キーストローク1.5ミリを実現している。もちろん、A4サイズノートPCなどに比べれば窮屈ではあるが、慣れればタッチタイプも可能であろう。
ポインティングデバイスとしては、スティックタイプのアキュポイントが採用されている。ただし、ThinkPadシリーズのTrackPointとは違って、キーボード中央部ではなく、パームレスト部分に配置されている。
アキュポイントの右側には指紋センサーを搭載。Windowsのログオン認証やスタンバイからの復帰時、スクリーンセーバ解除時などに利用できるのはもちろん、ダブルタップしてアプリケーションランチャーを起動せさたり、指をセンサーの上で上下に滑らすことでホイール(スクロール)操作を行うことができるなど、ユニークな機能を持たせている。
libretto U100は、コンパクトなボディながら、インタフェース類も一通り装備している。ポート類としてはUSB 2.0×2やIEEE 1394(4ピン)、VGA、モデム、LANなどを用意。VGAポートは筐体側のコネクタが専用形状の小型端子を採用しているが、通常のD-Sub15ピンへの変換ケーブルが付属する。カードスロットとしては、PCカードスロット(TypeII×1)とSDカードスロットを装備。
また、ワイヤレスインタフェースとして、IEEE 802.11b/gに加えて、Bluetooth 2.0+EDR(Enhanced Data Rate)に対応していることもポイント。Bluetooth 2.0+EDRは、従来の1Mbpsに加えて、2Mbps/3Mbpsでの通信を実現したBluetoothの最新規格である(もちろん、2Mbpsや3Mbpsでの高速通信を行うには、相手側もBluetooth 2.0+EDRをサポートしている必要がある)。無線LAN機能をオン/オフ可能なワイヤレスコミュニケーションスイッチを装備しているのも評価できる。
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