「耐100キロ級ボディ」の新キャビネットモデルも登場したLet's note新製品発表

» 2005年04月26日 17時31分 公開
[ITmedia]

新開発ドライブユニットで軽量化も実現した「Let's note W4」

 世界最軽量の2スピンドルノートとして人気の「W」シリーズは夏モデルで「Let's note W4」が登場。段差をつけたモールドで強度を確保している「ボンネットキャビネット」が改善され、緩やかな曲面やカーブを取り入れることで100キロの過重に耐える強度を実現。

 また、内部は「Sonoma」の開発コード名で知れられる新世代Centrinoを採用。CPUに超低電圧版 Pentium M 753(動作クロック1.2GHz)、チップセットにIntel 915GMS、メインメモリもDDR2-400/512Mバイトを搭載する。

 このように、最新のパーツを搭載したLet's note W4だが、内部回路の見直しによる更なる省電力化とバッテリー容量の増加などで、バッテリー駆動時間は約8時間を実現。また、内蔵する光学ドライブユニットを小型化や筐体パネルの薄型化などの軽量化によって、従来モデルから90グラムも軽くなっている。

「Sonoma」の採用でも9時間バッテリー駆動を実現した「Let's note R4」

 携帯性能を重視した1スピンドルノートの「R」シリーズの夏モデル「Let's note R4」は、「Sonoma」こと新世代Centrinoを採用したのが、最も大きな変更点。

 CPUは超低電圧版Pentium M 753、Intel 915GMS、DDR2-400/512Mバイト搭載と、主要な構成は「W」「T」シリーズと同様。消費電力の大きな新しいパーツを搭載しながらも、内部回路の省電力化によって、歴代のRシリーズが誇ってきた「9時間バッテリー駆動」も受け継がれている。

耐100キロボディで12時間のバッテリー駆動を実現した「Let's note T4」

 12.1インチ液晶ディスプレイを搭載した1.26キロのスタンダードノートの新製品「Let's note T4」は、「W4」と同じ、新開発のキャビネットによる「耐100キロボディ」を採用。

 松下電器産業の開発者の説明では「ラッシュアワー時の田園都市線でかかる過重にも耐えられる」強度ということになっている(「R4」「Y4」の耐50キロボディは「ラッシュ時の山の手線」クラスの過重となるらしい)。

 ほかのLet's note夏モデルと同様、新世代Centrinoを採用して、CPU、チップセット、メモリともに新世代のパーツを搭載しているが、省電力化とバッテリー容量の増加によって、このクラスのノートPCとしては最長となる「12時間バッテリー駆動」を実現している。

携帯性能をさらに向上させた14.1インチ液晶ディスプレイ搭載ノート「Let's note Y4」

 大型の液晶ディスプレイを搭載しながら、重さ2キロを切る携帯可能なユニークなノートPCとして注目されている「Y」シリーズも夏モデルで新製品「Let's note Y4」が登場した。

 搭載する液晶ディスプレイのサイズは従来モデルのままだが、ほかの夏モデル同様新世代Centrinoを採用。CPUは低電圧版Petnium M 758を搭載するが、バッテリー駆動時間は従来モデルより長い約7時間を実現している。

型番CF-R4CF-T4CF-W4CF-Y4
OSWindows XP Professional SP2
CPU超低電圧版Pentium M 753(1.20GHz)低電圧版Pentium M 758(1.50GHz)
チップセットIntel 915GMS
メモリ(最大)DDR2-400/512Mバイト(2Gバイト)
液晶ディスプレイ10.4インチ(1024×768ドット)12.1インチ(1024×768ドット)14.1インチ(1400×1050ドット)
グラフィックスIntel 915GMS
HDD40Gバイト60Gバイト
光学ドライブDVDスーパーマルチ
ネットワーク100BASE-TX/10BASE-T、IEEE802.11a/b/g
スロットPCカードType II、SDメモリーカード×1
主なインタフェースUSB2.0×2
バッテリー持続時間約9時間約12時間約8時間約7時間
サイズ幅229×奥行き183.5×厚さ24.2〜41.6ミリ幅268×奥行き210.4×厚さ24.9〜44.3ミリ幅268×奥行き210.4×厚さ24.9〜44.3ミリ幅309×奥行き243×厚さ33〜46ミリ
重量約999グラム約1260グラム約1199グラム約1530グラム
発売日5月下旬
予想実売価格20万円前後21万5000円前後24万5000円前後26万円前後

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