カードリーダー部より本体を裏返すと、液晶パネルといくつかのボタンが表れる。いわゆるひとつの電卓である。
8ケタ分表示可能なカード電卓機能のほかに、世界16拠点対応の国際時計機能とアラーム機能やタイマー機能が備わる。搭載されるボタンがどの機能を意味しているのか、どのように操作するのかといったことをちょっと覚えなければならない、というのが少々むかつくことではあるが、ボタン数は全部で24個しかないので数分いじればをマスターできることだろう。
各機能は以下のようになっている。
電卓機能
時計表示
アラーム/タイマー機能
なお電卓部分は、CR2025型ボタン電池で駆動するので、USBケーブル接続の有無にかかわらず利用できる。そう、電卓機能にはUSB対応も何も、“まったく関係がない”というもの潔く、なんとWindowsを起動せずとも電卓やアラーム機能が使えるのである。アラーム機能などはPC作業中に、その机でカップラーメンを食べるというユーザーにはぴったりだ。
使用感としては、少々ボタンが小さいかなと感じるものの、前述の通りキーストロークが深く、しっかりとした入力感が得られるためか打ち損じも少ない。普段はメモリカードリーダーとして机上に置いておくことができるため、電卓見るのが嫌いという隣人がいたとしてもごまかせるし、その逆もまたしかりである。
唯一欠点を上げるとすれば、メモリカードを着脱する際に指が電卓側のボタンに触れてしまうと、その入力音が意図せず鳴ってしまうことだ。電子音自体はオフにできるようだが、筆者は満員の喫茶店での作業中に鳴ってしまい、少々恥ずかしい思いをした。
USB電卓カードリーダーは2480円。……ギャグにも昇華できず、ちょっと無駄な出費になる可能性もあるが、電卓とメモリカードリーダーの2製品をちょうど欲しい、と思っているユーザーがいるとするならお勧めといえよう。
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