アイ・オー・データ機器は5月11日、Wチューナー+XCode II-Lチップ搭載のPCI内蔵TVキャプチャーカード「GV-MVP/GXW」、ソフトウェアエンコードタイプのバリューキャプチャーユニット2モデルの計3製品を発表、5月下旬より順次発売を開始する。
GV-MVP/GXWは、XiXS製エンコードチップ「XCode II」シリーズのうち、1チップで2ストリームの同時入力・エンコードが可能な「XCode II-L」を採用し、基板内に2基のチューナーを内蔵するTVキャプチャーカード。発売は5月下旬、価格は2万8500円。
XCode II-L採用は、1チップで2ストリーム分のエンコードが処理できるほか、低ビットレート時でも画質劣化が少なく、高画質さを維持できること、トランスコード時間の短縮(関連記事参照)といったメリットが挙げられる。ほか、NEC「μPD64012」チップを2基設置することにより、各入力経路において3次元Y/C分離/3Dノイズリダクションの同時利用が可能、ほか「μPD64031A」の2基搭載によるゴーストリデューサ画質補正機能、フレームシンクロナイザを搭載する。
TV視聴・録画ソフトは「mAgicTV5」。最大6番組の同時録画に対応し、GV-MVP/GXWであれば3枚同時設置が可能となっている。なお、GV-MVP/GXWのほか、同GX、RX2、RX2W、RX2E、RX、RZ2との混在利用にも対応した。
ほか、音声付き早見・遅見再生、レジューム再生、予約録画時の0〜30秒マージン時間設定、バンドルソフト「PowerProducer 3 for I-O DATA」との連携よるCM自動検出機能などを搭載する。
GV-MVP/GXWの主な仕様は以下の通り。
製品名 | GV-MVP/GXW |
エンコード対応形式 | MPEG-2 |
エンコードチップ | ViXS製「XCode II-L」 |
搭載チューナー | 内蔵2基(内部分配) |
高画質化機能 | 3次元ノイズリダクション、3次元Y/C分離、ゴーストリデューサー、画質補正、フレームシンクロナイザ |
映像ビットレート | 1M〜15Mbps(Full D1、VBR/CBR)、25Mbps(I Frameのみ) |
音声ビットレート | 192K、224K、256K、320K、384Kbps(MPEG-1 Audio Layer-II)、1536Kbps(リニアPCM) |
音声周波数 | 48kHz |
搭載インタフェース | アンテナ入力×1、S-Video×1、RCA映像×1、RCA音声左右×各1 |
複数同時設置 | 可能(GV-MVP/GXWのみの場合最大3基、GV-MVP/GX、GV-MVP/RX2、GV-MVP/RX2W、GV-MVP/RX2E、GV-MVP/RX、GV-MVP/RZ2との混在同時設置も可能) |
本体サイズ | 106.68(幅)×167.64(長さ)×17.5(高さ)ミリ |
重量 | 約197グラム |
発売 | 2005年5月末 |
価格 | 2万8500円 |
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