1位 きょうは「Athlon 64 X2」「Pentium ExtremeEdition」でデュアルコア頂上決戦を堪能した
2位 今年のトレンド「1キロ級PC」に登場したホットなノート──デル「Latitude X1」
3位 “親孝行”できるPCパーツ入荷――そしてデュアルコアPentiumが来週登場、という噂
4位 8MバイトMMC大量買いの謎、そして自動“柿の種”支給マシン
6位 高画質と多機能に磨きをかけた21.3インチUXGA液晶ディスプレイ──ナナオ「FlexScan L997」
7位 モバイルできる“ちっこい”レーザーマウス――「steelo LASER」を試す
8位 PSP用ムービー作成もできる“PC録画活用派”向けのキャプチャーカード――「PC-MV7DX/PCI」
10位 富士通、7万円台15インチ液晶ノートPCを期間・台数限定発売
パフォーマンスで優勢勝ちのAthlon 64 X2でありましたが、インテル擁護派は、Athlon 64 X2の高い価格をその弱点として指摘します。
とはいいましても、既存のチップセットでは利用できないために、マザーボードも(ひょっとするとDDR2メモリやPCI Express X16対応グラフィックスカードも)そろえなければならないPentium Extremeと違いまして、従来のマザーに対応するAthlon 64 X2は、システム全体の導入コストという視点からいえば「あらいやだ、けっこう安く済んじゃうみたいよ、おとうさん」と、財布を握っているしっかりモノの奥さんも思わず口にしてしまうかもしれません。
ただ、そういうAMDも安穏としていられません。すでに「よっしゃ!いつでもいけまっせ」という出師準備終了!臨戦出荷体勢よし!のPentium Extremeと異なり、Athlon 64 X2は「いや、一応発表はしましたけれど、そうあせらずに、まあまあまあまあ」と、店頭に顔を出すのは今しばらく時間がかかるようです。
インテルが今回のデュアルコアCPUのベンチマーク結果の比較を見て、「こんちくしょー」と思うのは当然でして、「よぉーしよぉーし、そっちがその気ならこっちもその気だもんね」と、Athlon 64 X2の出荷タイミングにあわせて、高クロック版のPentium Extremeを「出荷はまだまだ先のサンプルなんですが、なぜかベンチマークはOKなので、ま、ひとつよろしく」バージョンで登場させることは、十分に考えられます。
言ってみれば、ベンチマーク記事だけを意識したその場限りの「けっこうえげつない」バージョンでもありますが、考えようによっては今回のAthlon 64 X2もそういう見方ができますし、そのほかにも切磋琢磨のGPU業界などなど、似たような話はいろいろとあったりします。
というわけで、「そのとき(無理やり)入手できた最新のCPUで比較しましたっ」という記事が、どどぉーんと掲載されるわけでして、今述べたような事情でAthlon 64 X2が登場するころに、「ベンチマークで対決!」記事が再び掲載されるかもしれませんが、そのときに「ひょっとしてPentium Extremeが返り討ちにあったりしたら目も当てられないね」と先のことを心配してしまうあたり、私はちょっと「うつ」気味なのでありましょう。
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