インタービデオジャパンは5月30日、H.264/MPEG-4 AVC対応のユニバーサルプレーヤーソフト「WinDVD 7」シリーズを発表、6月24日より発売する。ラインアップはH.264/UPnP対応となるフルパッケージ版「WinDVD 7 Platinum」が9240円、簡易バージョン「WinDVD 7 Gold」が3990円。WinDVD 7 Platinumはアップグレード/乗り換え版も用意される。価格は6090円。
WinDVD 7 Platinumは、MPEG-2の2倍以上、一般的なMPEG-4の1.5倍以上となる高圧縮率を実現し、デジタルHD放送や次世代DVD用のビデオコーデックとして普及が予想されている「H.264/MPEG-4 AVC」への対応がなされ、操作インタフェースをより直感的で分かりやすいものへ一新させた。
同コーデック使用条件として、推奨CPUはPentium 4/3.60GHz以上。欲求スペックがかなり高いが、ハードウェア性能をフルで引き出すことにより同機能の搭載を実現させたという。
また、UPnPクライアント機能の搭載により、LAN接続されたUPnPサーバ機能を持つ家庭用DVD/HDDレコーダーやPC(DIXIM Media Serverなど)において、共有されたメディアコンテンツのリモート再生が行えるようになった。
WinDVD 7で追加された新たな機能として、24fpsの映画ソースをPC用ディスプレイで60fpsプログレッシブ再生を行う場合に発生するMotion Judder(映像が非連続的に表示されてしまう現象)を大幅に改善するなどの画質向上が見込める「アドバンスド TrimensionDNM(デジタルナチュラル・モーション)」や、ヘッドフォン向けのバーチャルサラウンド再生のための「IVIヘッドフォン」、ステレオソースをサラウンド化し、マルチチャネル環境へ最適化する「ICEサラウンド」、Sydney Theater/New York Theater/Cicago Theaterといったコンサートホール空間をエミュレートする「IVIホールエフェクト」といった、映像・音声エフェクターを搭載する。
対応ビデオファイルは、H.264/MPEG-4 AVC(Platinumのみ)、3GPP/3GPP2(Platinumのみ)、MPEG-1/2/4、MPEG-2 TS、DivX、WMV、ASF、AVI、RealMedia、QuickTime。対応オーディオフォーマットはMPEG-2/4 AAC(Platinumのみ)、WAV、MP3、MP2/M2A、AC3、DTS(Platinumのみ)、AMR。
簡易バージョン「WinDVD 7 Gold」は、H.264や3GPPなどのフォーマット、アドバンスドTrimensionDNM、DVD-Audio、MPEG-2/4 AAC、Dolby Digital EX、Dolby ProLogic II、DTS 5.1ch、24ビット/96kHzデコードに対応しないものとなっている。
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