エプソンダイレクトから、15.4インチワイド液晶ディスプレイ搭載のA4ノートPC「Endeavor NT6000」が登場した。2種類のボディカラー、3種類のワイド液晶ディスプレイ、さらにMini-PCIカードによるTV機能を内蔵することも可能など、高いカスタマイズ性を誇る同社製品ならではの、幅広い用途や要望に対応するA4“新”スタンダードノートPCだ。
同機は「EDi Cube F」の後継製品であると同時に、ビジネス向けのハイパワーノートPCであるNT7200Prpの領域まで幅広くカバーする、BTOによるカスタマイズ性が柔軟なエプソンダイレクトならではのモデルとなっている。ちなみに、この夏モデルより従来個人向け製品ブランドであった「EDi Cube」から、「Endeavor」ブランドへ統合された。
ブランド統合に伴い、従来のEndeavorシリーズよりもこだわりが感じられるのはまずそのデザインだ。派手すぎず、それでいて家庭内での存在感も意識された2種類のカラー、渋めのグレー&カシミアブルー、よりポップなグレー&シルキーホワイトカラーより選択ができる。従来のやや硬派なEndeavorシリーズとは一線を画すカラーラインアップだと思う。
搭載ディスプレイは3種類用意され、すべてが15.4インチワイドパネルを採用している。ラインアップは450カンデラ/平方メートルと液晶TVに匹敵する輝度スペックを持ち、動画再生などに適する光沢処理が施される“鮮やか液晶”1280×800ドット(WXGA)表示対応パネル、視認性重視のノングレア処理が施された1280×768ドット(WXGA)パネル、1680×1050ドット(WSXAG+)表示対応パネルが用意され、BTOにて選択可能となっている。
たとえばビジネス利用中心であれば、ややシックなブルー&グレイカラーで高解像度のWSXGA+パネルを、家庭内利用で動画再生も積極的に楽しみたいならホワイト&グレーカラー、鮮やか液晶タイプのWSXGAパネルをといった組み合わせが想定できそうだ。もちろんボディカラーと液晶ディスプレイの組み合わせに制限はない。
マザーボードには内蔵グラフィック機能を持つ、Intel 915GM Expressチップセット搭載製品を採用した。いわゆるsonomaプラットホームで、CPUもCeleron M 350J(1.30GHz)からPentium M 770(2.13GHz)まで幅広く選択が可能だ。ちなみにBTOでCPUにPentium M、無線LANを選択すれば「Centrino Mobile Technorogy」にも適合した製品となる。
なおコストパフォーマンスを重視してのことか、メモリはDDR対応で、Mini PCI Expressスロットは搭載されないが、現状、性能や機能面で大きく影響をおよぼすことはないだろう。
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