すでに紹介されている通り、インテルはコンシューマ向けのデュアルコアCPUとして、Pentium Extreme Edition(以下 Pentium XE) 840とPentium Dシリーズを用意している。
両者の違いは明確で、Pentium XE 840がハイパースレッディング・テクノロジに対応してOSから4基のCPUとして認識されるが、Pentium Dシリーズは同テクノロジに対応していないため、搭載しているデュアルコア2基のみのCPUとして認識される。
そのほか、従来のPentium 4 600番台と同様、64ビットメモリ拡張に対応する「EM64T」やセキュリティ機能の「エグゼキュート・ディスエーブル・ビット」も備えている。FSBは800MHzとなる。
今回、エプソンダイレクトが発売する「Endeavor Pro3300」は、これらデュアルコアCPUを選択可能な、同社のデスクトップ最新最強モデルとなる。今回評価したマシン仕様は最上位構成に近いもので、CPUにはPentium XE 840(動作周波数3.20GHz)、マザーボードはASUS製マザー「P5WD2」を採用。搭載チップセットはPentium Dにも対応する「Intel 955XE」「ICH7R」の組み合わせだ。
ICH7Rでは、新たにSerial ATA2に対応したほか、チップセットのRAID機能でRAID 5/10にも対応可能になっている。HDDは80GバイトのSerial ATAドライブ2基を搭載、RAID 0によって160Gバイトのドライブとして構成されていた。
Endeavor Pro3300(試用機)構成 | |
CPU | Pentium XE 840(動作クロック3.2GHz) |
メモリ | DDR2-667/1024Mバイト×2 |
チップセット | Intel 955XE+ICH7R |
HDD | 80Gバイト×2(RAID 0構成) |
光学ドライブ | 2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックスカード | RADEON X850XT |
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