テレビPCの課題は“ならでは”の使い方 BCN

» 2005年06月09日 22時28分 公開
[ITmedia]

 BCN総研が6月9日に発表したPCでのテレビ視聴についての調査結果によると、PCでテレビを見る人が増えており、画質や画面サイズへの満足度も向上していると分かった。一方で、テレビPCならではの機能がほしいとの意見も多かった。

 5月20日から24日まで、同社Webサイト上で調査を行い、2394件の回答があった。内訳は男性58.4%、女性41.6%で、平均年齢は40.1歳、平均PC利用歴は9.3年。

 PCでテレビを見ていると答えたのは前回調査時(昨年2月)よりも8.4ポイント増えて28.9%。PCでテレビを見る理由(複数回答)のトップは「PCを使うついでにテレビを見たいから」(52.8%)、2位は「家庭用テレビとは違うチャンネルが見たいから」(26.6%)だった。

 PCでテレビを見ることに「大変満足している」と答えたユーザーは18.8%で、前回よりも5.4ポイント増えた。BCNは「PC付属テレビの大画面化や高画質化が進んでいるためだろう」と分析している。

 PCでテレビを見ていない人のうち「今後見てみたい」と答えたのは46.4%で、前回よりも3ポイント減った。見たい理由のトップは「PCを使いながらテレビを見たいから」(51.4%)、2位は「PCで録画したいから」(35.7%)だった。

 見たくないと答えたユーザーの理由で最も多かったのは「家庭用テレビで十分」(78.7%)。「画面が小さい」(30.7%)、「PCの位置が悪い」(21.8)が続いた。

 自由意見では、PCでテレビを見たことのあるユーザー、ないユーザーともに「PCとテレビが一体だからこそできる何かがあるといい」との意見が多く寄せられた。

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