データストレージEXPO・マックストアブースでは、国内では未発売、US・EU圏で発売されているLAN接続型HDD「Maxtor Shared Storage」が参考展示されている。
このMaxtor Shared Storage、筐体デザインは同社外付けHDD「OneTouch II」シリーズと共通で、100BASE-TX LANインタフェースを備えるNAS製品となる。展示モデルは300GバイトHDDが内蔵され、参考価格は399.9 USドルとのこと。
なお同機には付属ユーティリティソフトにより「Drag & Sort」という機能が備わっているのが特徴の1つだという。Drag & Sortは、同機へのコピー時にファイル拡張子を判別し、適当に放り込んだとしても決められたフォルダ内に、複数のファイルを一気に操作した場合でも自動的に該当フォルダに振り分けてコピーしてくれるというもの。
ちなみに国内販売がなされるか否かは、現在検討中としている。昨今、こと日本ではNAS製品へのニーズは高まっており、量販店でも結構好調に売れている。しかしややPCリテラシーの高い傾向にあるユーザーの場合はどうせならと、より高速のギガビットLAN対応モデルなどへ興味を示すといった流れも見られ、ユーザー層分布はかなり広いのだという。
高速さか信頼性か大容量かブランドか、それとも価格か。同社に限らずNAS製品(LAN接続型のHDDケース製品も含む)におけるユーザーニーズの認識や、どれだけのラインアップを用意するかといったマーケティング的判断は現状、かなり難しいようだ。
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