7月1日まで東京ビッグサイトで開催されている組み込みシステム開発技術展・ロジテックブースで、ブラック筐体/カーボン柄パネルを備える、光学ドライブレスの超小型PC「FDLG-A745MA」「FCLG-ML80MA」が展示されている。
これらは、PC周辺機器メーカーとして知られるロジテックによる、マザー・CPU組み込み済み小型キューブ型PCシリーズとしてラインアップされている。
FCLG-ML80MAはVIA「EPIA-ML8000A」+C3/800MHz、PC2100 DDR SDRAM 256Mバイト、Ultra ATA/100 HDD 40Gバイトを搭載する。本体サイズは105(幅)×185(高さ)×223(奥行き)ミリ。ベースモデル価格は10万円ほどから。フロントパネルのオリジナルデザイン・制作、フロントパネルへのUSBないし液晶パネルの追加といったカスタマイズ注文も可能となっている。
いっぽうのFDLG-A745MAは、筐体デザインや本体サイズはFCLG-ML80MAと同じく、Pentium M 745(1.80GHz)搭載により処理速度を強化させたモデルとなる。マザーにDFI「G5M100-N」を採用、PC2700 DDR SDRAM 256Mバイト、40GバイトHDD。搭載インタフェースにUSB2.0×4、100BASE-TX LAN×2、シリアル×3を備える。こちらも上記同様にカスタマイズも可能で、ベースモデル価格は15万から16万円ほど。
基本的にはロジテックブランドのPCとして一般販売するわけではなく、たとえば産業用制御マシンや装置としての対企業への販売が想定されている。ただしOEMとして、フロントパネルデザインや仕様をカスタマイズしたショップブランドPCとしてという販売形態もあるとのことで、その場合には一般ユーザーにも入手可能となりえる。
なおケースバリエーションとして、横置きスタイル(イーレッツ「BeSilent」シリーズのようなデザイン)やファンレス設計といったオリジナル筐体の設計やデザインの注文も可能となっている。
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