Lexarの東芝フラッシュ製品差し止め請求、退けられる

» 2005年07月12日 16時00分 公開
[ITmedia]

 米Lexar Mediaが東芝とその子会社であるToshiba America Electronic Components(TAEC)のフラッシュ製品差し止めを求めていた件で、カリフォルニア州の裁判所は差し止めを認めないとの裁定を下した。

 この裁判はもともと1996年にLexarと東芝との間に結ばれた提携関係に端を発したもので、その後東芝がLexarのライバル企業であるSanDiskと提携したことにより両社に亀裂が生じ、2002年にはLexarが企業機密盗用と信認義務違反で東芝とTAECを訴えた。

 2005年3月にはこの裁判で東芝に対し、4億6540万ドルの損害賠償を支払うよう命じられたが、Lexarはさらに米国での東芝製メモリマイクロチップ販売差し止めを求めており、その展開が焦点となっていた。

 東芝と提携関係にあるSanDiskは7月11日、「裁判所が下した結論を当社は喜んでいる。差し止め請求についてはなんら法的根拠がないと常々信じていた」とSanDiskの副社長兼相談役であるチャールズ・バン・オーデン氏はコメントしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー