さて、バンドルされるEasySaver LEは手軽に使えるソフトだが、バックアップされたデータは1つの特別なアーカイブファイルとなっているため、これを直接読むことはできない。個別にリストアしたりプレビューするといった日常のオールバックアップ用とするならばこれでもよいが、筆者としてはもう少し細かくバックアップ設定を行いたい。
そこで今回は「RealSync」(吉本龍司氏作/フリーソフト)というフリーソフトを活用してみた。RealSyncにより、単一フォルダ内容の同期をといったような、より細かなバックアップ作業ができるようになる。
たとえば会社と自宅間でデータを持ち運びする場合でも、常に最新の状態で大容量データの持ち歩きが可能になる──もっと具体的に言うとメールデータや音楽データをも──。このソフト(ないし起動オプション付きのショートカット)をファンクションボタンに割り当てておけば、本機のボタン操作だけで同期作業をしてくれるのである。
ちなみに、そのショートカットに「-f」という起動オプションを付けておけば、RealSyncの起動と同時に同期することが可能で、さらに「-m」というオプションと併用することにより、最小化状態で起動と同時に同期作業が行われる。
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