VAIO type Tはいわずと知れたVAIOの誇る携帯重視型2スピンドルノートPCだ。超軽量2スピンドルノートPCとして松下電器産業のLet's note W4や富士通のFMV-BIBLO LOOX Tなどと競合する。薄さを強調するデザインと軽量化に成功した新しいVAIO type Tはライバルを圧倒できるだろうか。
今年の夏モデルとして登場した従来のVAIO type Tでは新しいコンセプトが採用され「デザイン性を重視した薄型軽量筐体」と「長時間バッテリー駆動」といった方向性が打ち出されたが、残念なことに「長時間バッテリー駆動」を生かすために、バッテリーバックが背面に大きく飛び出すようなレイアウトになっていた。
ソニーは「このバッテリーパックの丸みがVAIO type Tにノートのようなスタイルをもたらしてくれる」と説明してくれたが、「薄型軽量はいいのだが、あのバッテリーがどうしても」と悩んだ末に購入をあきらめた知り合いも少なからずいたのは事実だ。
今回登場したVAIO type Tはそういったデザインの不満をほとんど解決している。バッテリーパックの飛び出しはまだ少し残っているものの、その姿は不自然でない。ThinkPad X41の大容量バッテリーに抵抗がないならば、このぐらいの飛び出しは許容範囲だろう。
デザインが一新されより薄さが強調されたVAIO type T。今回はPentium M 740を搭載した「VGN-TX90PS」のホワイトモデルを評価した
ちなみに最厚部の薄さと最薄部と最厚部の差は、カバンにおける収納性に大きく影響するが、事実、その差が従来より少なくなった新しいVAIO type Tを出し入れしたときに感じた「収まりの良さ」は競合するノートPCのなかでもとくに優れていたことを述べておきたい。
VAIO type Tの薄型化に大きく貢献しているのが先ほども述べた新しい液晶ディスプレイだ。導光板やガラスセルを薄くすることで液晶ディスプレイそのものの薄型化を実現しているが、従来の蛍光管の代わりに白色LEDを採用することで、11.1インチ、最高解像度1366×768ドットと従来よりも大型高解像度の液晶パネルを搭載しながらも消費電力を抑えることに成功した。