Turion 64デスクトップやX2搭載ノート、そしてCrossFireマザーも──AMD「CUSTOM PC FESTIVAL 2005」週末アキバPick UP!:(1/2 ページ)

» 2005年09月19日 02時37分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

 連休となった週末、秋葉原ダイビル コンベンションホールでTurion 64やAthlon 64 X2などを搭載したPC展示デモや64ビットCPUのパフォーマンスを解説するプレゼンなどが行われる日本AMD主催イベント「Custom PC Festival 2005 in AKIHABARA」が開催された。

photo 「Custom PC Festival 2005 in AKIHABARA」会場の様子

 来場者は夕方に近づくにつれて増え、デモセッションでは用意された約100席が毎回埋まる盛況ぶり。9月末から10月中旬までにリリースされる予定の新しい製品が多数展示されており、熱心な自作ユーザーが担当者に説明を求める姿が各ブースで見られた。

photo イベント会場では、64ビットと32ビット環境による描画性能の違いなどをデモを交えて解説していた

Turion 64搭載のデスクトップ進出も急加速する予感

 会場の入り口付近にあるブースには、Turion 64搭載ノートPCが並び、その裏側で各マザーボードメーカーによるAthlon 64 X2対応マシンが並ぶ。それらに混じり、デスクトップPC向けのTurion 64マザーが展示されていたのは興味深いところ。

photo 9月中に登場する予想されるAOpen製Turion 64対応マザー「vK8T800a-LF」。右にはAthlon 64 X2対応の新キューブベアボーンキット「XC Cube EZ482」が置かれていた

 すでに俺コンハウスなどのアキバPCパーツショップで展示されているAOpen「vK8T800a-LF」のほか、MSI「K8MM-V」なども並べられている。

photo 「vK8T800a-LF」を組み込んだショップブランドPCもまもなく登場予定。ドスパラによる「Prime A Lightning T54 Slim」は、早ければ9月末にも販売される見通し。価格は5万9800円から

 日本AMDは同会場で「デスクトップ向けのTurion 64対応マザーボード製造を、各ベンダーさんに積極的に呼びかけています」と話しており、今後も別のメーカーから登場する可能性も大いにある。ライバルとなるであろうPentium Mシステムについて「Turion 64はノート向けで唯一の64ビットOS対応プロセッサです。処理速度はもちろん、低消費電力性や関連する静音性含めて性能では負けませんよ」と強気だ。

photo
photo MSI製のmicroATXマザー「K8MM-V」。デモ機ではTurion 64 ML-34をファンレスクーラー(サイズ「忍者 SCNJ-1000」)で動作させていた。8000円から9000円でまもなく出回るという(すでに予約を受け付けているWebショップもある)
AOpen「vK8T800a-LF」

MSI「K8MM-V」

サイズ「忍者 SCNJ-1000」

Athlon 64 X2搭載のデュアルコア+4スピンドルノート

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