ショップブランドPCが並ぶブースで一際目立っていたのが、フェイスによる17インチワイド液晶搭載ノート「Progress X2」だ。液晶を閉じたときの高さでも49.5ミリもある大型ノートで、HDDと光学ドライブをそれぞれ2基搭載可能な4スピンドル構成となっている。CPUは、デュアルコアのAthlon 64 X2を搭載して出荷する予定という。
このProgress X2現在動作検証中とのことで、イベント会場ではAthlon 64-FX 55を搭載した状態で参考出展されている。「3スピンドル以上の大型ノートはアメリカなどではわりと見かけますが、国内のコンシューマ市場では皆無でしょう。Progress X2がブレイクスルーしてくれればと期待しています」(日本AMD)と話す。
DFIの代理店であるCFD販売のブースでは、CrossFire対応チップセットATI RD480を搭載したマザー「LanParty Ultra RDX200 CF-DR」の試作機が展示されていた。
CFD販売担当氏によると、9月中に出荷する可能性が高く、実売価格は約2万6000円とのこと。ただし生産ペースはやや鈍く、初回出荷数はごく少数となりそうだ。
なお肝心の対応グラフィックスカードについては、どのメーカーからも具体的な機種名や販売時期が聞かれなかった。CFD販売説明員によると「肝心の対応グラフィックスカードが10月以降にならないと出回らないらしいと聞いています。マザー登場から間をおかず店頭に並んで欲しいです」とのことで、一般ユーザーがCrossFire環境を導入できるのは10月以降になる様相だ。
なおこの「CUSTOM PC FESTIVAL 2005 in AKIHABARA」は、本日19日18時までJR秋葉原駅電気街口すぐの秋葉原ダイビル コンベンションホールで行われているので、Athlon 64 X2を中心とするAMDシステムやCrossFireに興味のあるユーザーは足を運んでみてはいかがだろうか。
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