今週木曜と金曜に、ATI CrossFire対応のグラフィックスカードの新モデルがいくつか登場した。それぞれの実売価格と在庫状況は以下の通り。
製品名 | 価格帯 | 在庫 |
ATI「RADEON X850 CrossFire Edition」 | 5万7000〜9000円前後 | 少数 |
ATI「RADEON X1800 XL」 | 6万2000〜8000円前後 | ごく少数 |
Sapphire「RADEON X1800XL 256MB DDR3」 | 5万8000〜36万円前後 | ごく少数 |
CrossFireは2枚のグラフィックスカード性能を組み合わせて、3D描画パフォーマンスを向上させる技術。NVIDIA SLIと似た特徴を持ち、CrossFire対応マザーとプライマリ側とセカンダリ側のグラフィックスカードを2枚用意する。ただしセカンダリ側は、プライマリ側カードと同一ではなく、今回のRADEON X850 CrossFire Editionの場合はRADEON X850やX850XTなど「CrossFire Ready」と記載される製品を用いる必要がある。
T-ZONE.PC DIY SHOPは「とりあえず出ましたが、マザーと2種類のグラフィックスカードが揃わなければ構築できません。そのため対応製品が出たといってもユーザーの反応はまだ今ひとつですね、構成が複雑なのも……ちょっとアレですかね」と話す。クレバリー1号店は「CrossFireを使いたいユーザーは最上位GPUのRADEON X1800XTを待っています。中間のモデルが登場しても、静観しているような現状です」とコメントし、反応はそれほどでもなく、ショップの大々的なPOPに反してユーザーがついてきていない様子だ。
某ショップはさらに厳しく述べる。
「現状ではNVIDIA SLIのインパクトには勝てず、二番煎じのようにとらえられています。思い切って最初からデュアルGPU搭載モデルを出し、1枚でCrossFireが利用できるモデルをリリースすればいいんです。」
製品 | ATI「RADEON X850 CrossFire Edition」 |
入荷ショップ | |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 5万6800円 |
クレバリー1号店 | 5万7718円 |
高速電脳 | 5万8800円 |
パソコンショップ・アーク | 5万8980円 |
製品 | ATI「RADEON X1800 XL」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 6万2968円 |
高速電脳 | 6万7800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 6万7800円 |
ワンネス | 6万7800円 |
製品 | Sapphire「RADEON X1800XL 256MB DDR3」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 5万2468円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 5万6980円 |
高速電脳 | 5万8800円 |
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