日本HP、B5コンバーチブル型タブレットPCを発表──堅牢ボディやセキュリティ機能で信頼性も強化

» 2005年10月20日 18時44分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月20日、B5サイズのコンバーチブル型タブレットPC「HP Compaq tc4200 Tablet PC」を発表した。高性能なPentium M 750(1.86GHz)搭載モデルに加え、低価格なCeleron M 370(1.50GHz)搭載モデルも用意する。直販価格(税込み)は18万9000円から。出荷開始は11月上旬の予定。

日本HP初のコンバーチブル型タブレットPC「HP Compaq tc4200 Tablet PC」

 tc4200は、液晶ディスプレイ部を回転させることにより、ノートPCスタイルとタブレットスタイルを切り替えて使用できるコンバーチブル型機構を同社製タブレットPCとしては初めて採用した。ディスプレイは高視野角な1024×768ドット(XGA)表示対応の12.1インチ液晶。Pentium M 750モデルはIEEE802.11a/b/g、Celeron M 370はIEEE802.11b/g準拠の無線LANを内蔵するほか、Bluetoothにも標準対応している。

 モバイルノートPCとしての信頼性を高めるため、ボディには高強度なマグネシウム合金製筐体を採用。キーボードと本体の間には電絶・非浸透フィルムを挟み込んで、キーボード部分からの液体や静電気の侵入を防止できるようにした。落下などの衝撃からHDD内のデータを保護する機構なども組み込んでいる。

 セキュリティ機能を高めるためにセキュリティチップを搭載したほか、複数パスワードの一括管理や指紋認証などの各種のセキュリティ機能を同じインタフェースで設定できる「HP ProtectToolsセキュリティマネージャ」もプリインストールした。

 バッテリ駆動時間は、標準バッテリで約5.4時間、セカンダリバッテリ装着時で約11時間の長時間駆動も実現している。

HP Compaq tc4200 Tablet PCの主な仕様
モデル PM750/12X/512/60/BWL/XPT CM370/12X/256/40/BWL/XPT
OS Windows XP TabletPC Edition 2005
CPU(クロック) Pentium M 750(1.86GHz) Celeron M 370(1.50GHz)
FSB 533MHz 400MHz
チップセット Intel 915GM Express
メモリ(最大) PC2-4200対応DDR2 SDRAM 512Mバイト(2Gバイト) PC2-4200対応DDR2 SDRAM 256Mバイト(2Gバイト)
ディスプレイ 1024×768ドット表示対応12.1インチ液晶
グラフィックス チップセット内蔵(GMA900)
HDD Ultra ATA/100 60Gバイト ATA/100 40Gバイト
光学ドライブ
セキュリティ HP ProtectToolsセキュリティチップ、HP ProtectToolsセキュリティマネージャ
ポインティングデバイス ポイントスティック、タッチパッド
ネットワーク 1000/100/10BASE-T有線LAN、IEEE802.11a/b/g無線LAN、Bluetooth、モデム 1000/100/10BASE-T有線LAN、IEEE802.11b/g無線LAN、Bluetooth、モデム
インタフェース PCカードTypeIIスロット、SDメモリカードスロット、USB2.0×3、VGA、S-Video出力、IrDA、ヘッドフォン、マイク、ドックコネクタ、トラベルバッテリコネクタ
バッテリ駆動時間 約5.4時間(JEITA値)
サイズ 285(幅)×235(奥行き)×34.3(最薄部)ミリ
重量 約2.08キロ
直販価格(税込み) 24万1500円 18万9000円
出荷 11月上旬

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