今回登場したAVセンターPCは、上位モデル「PC-TX100K/32MD3」と下位モデル「PC-TX32K」の2モデル。PC-TX100KはCPUにPentium 4 630を搭載、メモリがDDR2-533MHz/1Gバイト、HDD容量400Gバイト。PC本体にデジタル放送対応チューナを搭載したキャプチャーカードとアナログ放送対応チューナ搭載キャプチャーカードの2枚が組み込まれている。「PC-TX32K」はCPUにCeleron D 336を搭載。メモリがDDR2-533MHz/512Mバイト、HDD容量が250Gバイト。PC本体にアナログ放送対応チューナ搭載キャプチャーカードを組み込む。そのほかのスペックは両モデルとも同じ。
「PC-TX100K」はAVセンターPCとして初めてデジタル放送(地上、BS、110度CS)に対応したキャプチャーカードをPC本体に組み込んだ。なお、AVセンターPCと組み合わせるために登場した32インチの液晶ディスイプレイ「32MD3」にもデジタル放送対応チューナーが搭載されているので、視聴のみならばPC-TX32Kでも可能。PC-TX100Kで録画した番組は「録画したPC」でのみ再生可能。内蔵する光学ドライブへのムーブも不可である。
リビングにおいて家族全員で簡単に使ってもらえるように「PC-TX100K」「PC-TX32K」ではリモコンでテレビを操作するようにAVセンターPCを扱える「チャンネルUI」と呼ぶ10フィートUIを取り入れている。コンテンツソースの種類に関係なく、アナログ放送もデジタル放送も、そして最近普及の兆しが見えるブロードバント放送でも、リモコンのチャネルボタンを操作するだけで、希望のコンテンツを選べるようにしている。
シャープは、昨年の同じ時期に立ち上げたAVセンターPCというカテゴリーにおいて「ユーザーから多くの反響があり、新しいカテゴリーが確立した」と判断している。AVセンターPCを利用しているユーザーは「番組と関連ホームページを同時に視聴する」「家族全員で同時に利用する」傾向があり、さらに「ブロードバンド放送を利用するユーザー数が増えている」と分析している。
このように、シャープが「ビッグバンの時期にきている」と認識しているブロードバンド放送に対応すべく、PC-TX100K、PC-TX32Kでは、NTTコミュニケーションズの「OCNスーパーチャネル」とソフトバンクBBの「TV Bank」(仮称)と連携、先に述べた「チャンネルUI」に対応したコンテンツ選択が可能になっている(もちろんユーザーが独自に他社のブロードバンドサービスを利用することは可能。ただし、その場合はチャンネルUIがブロードバンドコンテンツで利用できない)。
型名 | PC-TX23H | PC-TX23H |
OS | Windows XP Home Edition SP2 | |
CPU | Pentium 4 630(3GHz) | Celeron D 336(2.80GHz) |
メモリ(最大) | 1Gバイト(2Gバイト) | 512Mバイト(2Gバイト) |
HDD | 400Gバイト | 250Gバイト |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |
TVチューナー | デジタル放送対応キャプチャーカード、アナログ放送対応キャプチャーカード | アナログ放送対応キャプチャーカード |
サウンド | AC97準拠 | |
主なインタフェース | USB2.0×4、IEEE1394×2(4ピン×1、6ピン×1)、CFカードスロット×1、SDメモリ/スマートメディア/メモリースティック対応カードスロット×1、DVI-D×1、光デジタル出力×1、音声入出力 | |
本体サイズ | 439(幅)×329(奥行き)×61(高さ)ミリ | |
重量 | 約7.1キロ | |
ディスプレイ | 32インチワイドTFTカラー液晶 | |
予想実売価格 | 46万円前後 | 36万円前後 |
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