「射程距離に入った」「てーーーー!」──タカラがつくるとPC向けパーツはこうなるWPC EXPO 2005(1/2 ページ)

» 2005年10月26日 21時54分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 「射程距離に入った」「てーーーー!」──大人になったから、また、わくわくしたい。そのようなコンセプトのUSBパーツが2006年初旬に発売されるという。

 発売するのは、WPC EXPO 2005の3ホール、周りを日本電気やインテル、ナナオ、シャープといった大規模ブースに囲まれた細々な一角に出展していた玩具メーカーの「タカラ」である。そのプロジェクト名は「秘密基地をつくろう!」。その名称だけでもちょっとぐっとくる。

photo 「秘密基地をつくろう!」シリーズを出展するタカラブース

 ターゲットはずばり20代後半から30代、すなわちガンダム、ヤマト、999などに萌える男性である。試作機として展示されていた4モデル、とにかくおバカでくだらない(最上級ほめ言葉)。

サンダーイーグル全機発進! 敵機を殲滅せよ! 「ファイヤーランチャー」

photo ファイヤーランチャー

 基地が誇る精鋭戦闘機「サンダーイーグル」部隊にスクランブル。「敵機襲来、応戦せよ!」

 「サンダーイーグル、発進!」

 ファイヤーランチャーは、前後に動かせるコントロールレバーに5つアプリケーション選択ボタンを装備し、戦闘機のスロットルレバーのような形状をしている。

 アプリケーションボタンを押し、レバーを倒すとアプリケーションが起動する。いわゆるランチャー、最近のキーボードに備わっているアプリボタンのようなものだ。しかしボタンを押すと起動準備が完了した旨の演出ムービーが再生され、レバー操作により「発進ーーー!」とった意味深なイメージ表示がなされたあとにアプリケーションが起動する。

photo レバーに備わるアプリ選択ボタンを押すとコマンダーらしき人が準備完了!と教えてくれる(左上)、レバーを倒すことで起動する!(右上)、コマンドプロンプトのようなウインドウがいくつか表示され……(左下)、……電卓が起動する(右下)。電卓1つ起動するのに、この気分の高揚感ったらない

 なおレバーを元に戻すことで終了できる。レバー操作は、ボリューム調整やディスプレイ輝度調整といった操作も可能となっている。

敵機襲来! 発射準備OK! 「ストームブラスター」

photo ストームブラスター。PCにてカバーをうぃぃんと開けることもできるようにする(説明員)という

 敵機襲来! 配置に付け! 基地に迫る危機に、コマンダーはストームブラスターで迎え撃つ指令を出す。

 ストームブラスターは、つまらん言い方をすると卓上USB扇風機である。しかし秘密基地における重要かつ唯一(注:初回出荷予定製品では)の通常使用兵器なのである。

 兵器であるがゆえ、通常はカバーで閉じられている。カバーを開けると中に、竜巻を起こして風を原子レベルで衝突させるという「ストームタービン」なるものが姿をあらわす。

 ストームタービンは、PC上より上下左右に風向きが調整できるうえ、任意の場所で止めたり、左右にループしながら動作させるといったことが可能となっている。また、任意のアプリケーション起動時のみタービンを回転させるといったことや、演出用ムービーを表示させるなどのカスタマイズも行える。

非常事態発生! 敵機、レーダーで確認!「グリッターパネル」

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