そのほか、リー氏はノートPCに重要なコンセプトとして「自分に必要な機能をすべて備えていて、かつ、使いやすい」「どこにでも持ち運べる完璧な携帯性能」を挙げている。携帯性能のためにA5サイズ1.2キロといった小型軽量サイズを実現。そして必要な機能をすべて備えるために、主要なインタフェースを小さな筐体に組み込んだ。しかも、ユーザーの使い勝手を考慮して、すべてノーマルサイズのものが小さな筐体にぎっしりと実装されている。
FlybookはこのサイズのノートPCとしてはインタフェースが充実。しかも「ユーザーの使い勝手を重視して」(リー氏)すべてノーマル形状のコネクタが搭載されている
Flybookが欧州で評価されている1つの理由がすべてのワイヤレスネットワークに対応していること。Wi-Fiは当然としてBluetoothや3G携帯電話モジュールも本体に内蔵する。画像に見えるスロットは3G携帯電話のSIMスロット。日本向け出荷でこの機能は省かれるそうだが、将来的には対応できるように「ディスカッションを重ねている」(ダイアローグブースのスタッフ 談)そうだ
先のも述べたように、日本では2006年第1四半期の出荷を予定している。ラインアップはULV Pentium Mを搭載した上位モデルとULV Celeron Mを搭載したエントリーモデルの2機種。価格は未定であるが、20万円あたりのラインで上位モデルと下位モデルの線引きをする可能性もある、とダイアローグジャパン設立準備室のスタッフは答えている。
A5サイズノート、というとキーピッチが狭いのでは?と多くのユーザーは思うだろう。「イタリアを中心に欧州で大人気」といわれると、ちょっと信じがたい気もするのだが、ディオフリオ氏によると「モバイル用途のPCだからみんな割り切って使っているよ。はっはっは」と陽気に答えてくれた
台湾に本拠を置くダイアローグのCEOであるジャック・リー氏
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