BTOで最適バランスのモバイルノートPCを構築するPCサイト徹底カスタマイズ対決!:LaVie GタイプJ編(1/3 ページ)

» 2005年10月28日 00時00分 公開
[本田雅一,ITmedia]
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“実際に使用している経験”を基にカスタマイズ

 「最適バランスのモバイルノートPCを構築する」とのテーマで与えられた機種は「Lavie GタイプJ」(以下、タイプJ)。かつて店頭モデルでは「Lavie J」の名称で販売されていたシリーズの後継機である。インテルの915GM Expressをチップセットとして採用した現行モデルからはNEC Direct専用モデルとなっており、やや地味目ではある。しかし、実はなかなか“渋め”のスペックを持つ機種であり、コストパフォーマンスも高い。

 モバイル機は、自分なりの使い方に仕様が“ハマる”か否かが評価の分かれ目となるが、条件がピッタリ合えば、タイプJはあなたのモバイルコンピューティングのより良きパートナーとなるだろう。

正面写真 1.3キロ台の軽量ボディに1.2GHz動作のPentium Mを搭載し、標準で約5.4時間、最大で約10.6時間バッテリ駆動できる「Lavie GタイプJ」は、BTOモバイルノートPCのベースモデルとして最適だ

 実は偶然ではあるが、筆者自身も現行世代になって最初のモデルである超低電圧版Pentium M 733J(1.1GHz)搭載機をモバイル環境での主力機として利用している。そうした“ユーザーとして実際に使用している経験”を基に、筆者なりのタイプJカスタマイズを行ってみることにしたい。

カスタマイズの鍵は2つのドライブの選び方

 もっとも、タイプJは実用性重視のお仕事系モバイル機であり、カスタマイズ可能な項目はさほど多いわけではない。参考までに、ここ半年ほど仕事で使っている筆者所有のタイプJの構成を紹介しておく。

 プロセッサは超低電圧版Pentium M 733J(1.1GHz)、OSはWindows XP Professional、ハードディスクは80Gバイト、無線LANはIEEE802.11a/b/g全対応、メモリは標準搭載モジュールに1Gバイトを追加して合計1.25Gバイトとしている。専用電源コネクタに対応したDVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブと、ボディ下部に取り付けるセカンドバッテリも使用中だ。1024×768ドット(XGA)対応12.1インチカラー液晶パネルや1000BASE-T対応のLANポートなどは現行モデルと共通である。

セカンドバッテリは本体下部に取り付ける方式。本体と一体化させられるので、使い勝手も上々だ

ベースユニット

 タイプJは、この夏のモデルチェンジでプロセッサが1.2GHz動作の超低電圧版Pentium M 753にグレードアップした。このスペックはBTOで変更できない。より低価格なCeleron Mへの未練がある読者もいるかもしれないが、Celeron MとPentium Mではバッテリ持続時間が大きく異なる。もしCeleron Mでもかまわない用途、つまりリアルモバイルのお仕事系中心でないならば、Lavie GタイプAなどの方がオススメだ。タイプJならばPentium M。ということで、選ぶ余地もないが、変更する必要もない。

 OSもWindows XP Professionalを勧める。企業内ネットワークに接続しないのであれば、Professionalである必要はない。しかし、Home Editionとの価格差は1万円ちょっと。リモートデスクトップやオフラインフォルダといった、デスクトップPCと組み合わせることで威力を発揮する機能もあるので、会社のネットワークにはつながないというユーザーでもProfessionalの方が良いだろう。

ハードディスク

 使い方次第だが、筆者自身が選ぶなら文句なしに100Gバイト。最初から100GバイトHDDを選べるのはダイレクト販売のBTOならでは。店頭モデルのスペックでは、60Gバイトあたりが主流で80Gバイトならば大容量という印象があるが、データというものは使えば使うほど増えていくものだ。

 デジタルカメラのデータ、各種書類、音楽データなどは、日を追うごとに増加していくデータの代表例だ。もちろんデータはデスクトップPCで管理し、モバイルPCはその一部だけを持ち出せばいいという考え方もある。

 しかし実際にそれを実行しようと思っても、整理する時間がなかなか取れなかったり、デスクトップPCに移し替えたがために、いざというときに欲しいデータがハードディスクになかったりといったことも少なくない。そんなとき、ネットワークに接続できない状況では欲しい情報が得られなくなる。

 モバイルPCだからこそ、なんでも情報は詰め込んでおき、いつでも参照したい。だからハードディスク容量は、購入時に必要だと思うよりもワンランク以上多めにしておくことをオススメする。

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提供:日本電気 株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年11月30日

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