チルト操作が可能なホイール+5ボタン仕様の多機能マウス「グランツHS」シリーズに、機能は同じく、新たなサイズのモデルが2種類加わった。1つは“ちょうどよい”Mサイズ、もう1つは“ほどよく小さい”Sサイズのものである。今回はこの新サイズのモデル「グランツHS タイプM/タイプS」の使用感を試してみた。
“気持ち大きめ”で使いやすさを重視した多機能マウス「グランツHS」(レビュー参照)に新たなサイズのモデルが加わった。それがサンワサプライ「グランツHS タイプM」「グランツHS タイプS」だ。使いやすさのツボを押さえた多機能さはそのままに、従来の「グランツHS」をちょっと大きめの「タイプL」と位置付け、ユーザーにフィットするジャストサイズが選べるようになった。
追加されたタイプM、タイプSは、「タイプM」がちょうど平均的なマウスのサイズという印象、そして「タイプS」はマウスの平均サイズより半周り小さいかなという印象だ。モバイル向けとしてだけに携帯性を最重視したといった製品でもなく、あくまで手の小さなユーザーの扱いやすさを重視したイメージも含むコンセプトとなっている。本体中央部が高め傾向のデザインは共通で、手のひら全体で抱え込むようにしてマウスを操作するユーザーにはしっくりくる形となっている。
ボディと一体化した左右ボタンやちょっと背が高めのスクロールホイール、右側に全体がスラントした形状もモデル共通の特徴となる。スクロールホイールは左右に傾けることで横スクロールなどにも利用できる。背が高めであることで左右に傾ける操作を的確に行え、ホイールクリックとの誤操作がほとんど起きないというのも使いやすいところである。
カラーリングは「タイプM」はタイプLと共通の6色が用意され、「タイプS」ではさらに2色のパステルカラーが追加される。とくにこのパステルカラーのモデルは最近は多いホワイトカラー筐体のノートPCなどともマッチングがよさそうだ。
実際「タイプS」は、一般サイズのマウスでも大きすぎるという女性や若年ユーザーでの使用を意識したというサイズで、カラーラインアップにもそれが反映された製品展開となっている。
こちらもグランツHSシリーズの特徴の1つだが、断線しにくく、絡みにくい特徴的なケーブルも同じく採用されている。一般的なゴム皮膜のものと比較するとちょっと固めな傾向だが、操作に影響を与えるようなこともなく、巻き癖が付いてしまったり、絡まったりといったことも起こりにくいメリットがある。
実際1週間ほどの試用中、ケーブルもきちんと束ねずラフにカバンに放り込んでも、ケーブルがぐちゃぐちゃに絡んでしまうことはなかった。なおケーブルに固定しておけるUSBコネクタ用カバーも付属しており、金属製のUSBコネクタによりカバン内のほかの物に傷を付けてしまうといったこともない点も細かな配慮が感じられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:サンワサプライ株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年12月31日