時として萌えたくない日もある──アキバPC野郎の隠れたオアシスとは週末アキバPick UP!:(3/4 ページ)

» 2005年11月12日 00時00分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「ここまで売れる理由がわからない」とショップも驚くASUS「A8S-X」の人気

 今週木曜からアキバに出回り始めたASUS製マザーボード「A8S-X」が、各ショップで飛ぶように売れている。価格は1万円前後で、当初、潤沢に入荷しながらもすでに品薄になっている各ショップも多い。

photo ASUS「A8S-X」

 A8S-Xは、ASUSの廉価版シリーズに属するSiS756搭載ATXマザー。Socket 939を搭載し、Athlon 64 X2にも対応、PCI Express x16 1基とPCI-Express x1を2基、PCIスロットを3基備える。

 SiS756はSiSの最新チップセットで、すでにECSやASRock製品が出回っているが、ASUSでは初めての採用モデルとなる。

 廉価版のマザーながらかなりの人気で、7枚入荷し2日で売り切れてしまったショップもあったほど。「入荷前から問い合わせが多く寄せられました。これほど売れる理由が……じつは分かりません」(T-ZONE.PC DIY SHOP)など、うれしい悲鳴が方々で聞かれた。

 BLESS秋葉原本店は「ヘビーユーザーに人気のあるnForce 4や、AMD系マザーで定番のVIA製チップは一部で相性問題が起きやすいという噂もあります。いっぽうのSiSは安定していると評判もあり、そもそも定評のあるASUS製ということも手伝ってか、安心感で買っていく人が多いと思います」と分析する。ほかのショップも同じような感想を持っていた。

 ところで“相性問題”というフレーズは、2、3年前にはあらゆるパーツの組み合わせで聞かれた言葉だが、ここ最近はグラフィックスカード関連以外であまり聞かなくなった。

 高速電脳も、相性問題に関する問い合わせが最近はほとんどないと話す。

 「メモリはチップセットの性能向上にて、相性問題が数年前から激減していると感じています。また、Windows XP Media Center Editionのバンドル販売が始まって以来、TVキャプチャーカードのトラブルも少なくなりましたね」

製品ASUS「A8S-X」
入荷ショップ
BLESS秋葉原本店 9800円
T-ZONE.PC DIY SHOP 9980円
ツートップ秋葉原本店 9980円
高速電脳 1万480円

こちらも人気、磁気軸受け採用の12センチファン「UC-12AEBS WARP」

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