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2005/11/08 10:30 更新

インタビュー
“タブレットPC”からペン機能を備えた“普通のノートPC”の1モデルへ──日本HPの新タブレットPC戦略を聞く (3/3)


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ペン機能を備えたノートPCの1モデルとして自然に売れるのがベスト

ITmedia tc4200は、価格と性能のバランスが非常に良いですね。直販価格(税込み)はハイエンドモデルで24万1500円、ローエンドモデルで18万9000円というのは、本体スペックを照らし合わせても、通常のノートPCとそれほど遜色がないように感じました。

挽野 タブレットPCは高価だというイメージを払拭する必要があると思います。これまでのタブレットPCは、ノートPCとして見た場合、性能面では劣るにも関わらず、ペン機能のために割高になってしまっているイメージが強かったですので。

ITmedia このスペックとこの作りで20万円以下のモデルがあるというのは、他社製品でも例がないのではないでしょうか。このあたりもノートPC全般という広い市場を見据えた上での価格設定なのでしょうか?

山上 20万円以下でないと購入できない、というお客様も多いと思います。そういった方に対する選択肢を用意することは、ノートPC市場全体を見据えれば当然のことです。それに前に述べたとおり、しっかりした作りをしていますので、安かろう悪かろうになっていない点も強調したいところです。

挽野 弊社はワールドワイドに製品を出荷しているので、価格と性能のバランスの良さ、いわゆるプライスパフォーマンスについてはどこにも負けない自信があります。「ペン機能を追加したので価格が1ランク上がりました」では誰も購入してくれません。tc4200が対象としているのは、通常のノートPCのユーザーです。ノートPCと同等の価格で提供するのは、弊社の戦略にとっても非常に重要なポイントなのです。

ITmedia タブレットPCは今後どのようなものになっていくのでしょうか。

挽野 新しいコンセプトの製品が登場した直後は製品数がそれほど多くなく、台数もあまり売れない時期がしばらく続きます。いわゆる導入期ですね。導入期の次は、より広い範囲のお客様に対して製品を普及させていく時期になります。

 タブレットPCについて言えば、登場して3年、導入期は終わり、次の段階に入りつつあると考えています。そのような流れの中で、PCとしての完成度が高いコンバーチブル型の製品を提供すれば、かなりの普及が見込めると思います。タブレットPCというよりも、ペン機能を備えたノートPCの1モデル、1ラインアップとして自然に売れるようになって行けばそれがベストですね。そういう意味で、将来的にはタブレットPCという呼び方がなくなるのがいいと思っています。

 PC市場は飽和状態になりつつありますが、セキュリティ機能の強化などが行われ、市場の活性化にそれなりの成果を上げています。それと同様に、タブレット機能の搭載も、市場の活性化につながる新たな刺激策の1つになるのではないかと考えています。

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[池紀彦,ITmedia]

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