VIA、IntelのFSBから乗り換え

» 2005年11月17日 18時05分 公開
[IDG Japan]
IDG

 VIA Technologiesは同社CPUを利用している顧客に、3月末までに、同社が設計したフロントサイドバス(FSB)を搭載したCPUのみを販売開始すると通知した。同社はIntel互換FSBを利用するための契約を延長しないつもりだ。

 VIAは5月に最新の「C7」プロセッサを立ち上げて以来、そうした移行を進めてきた。このとき、同社はIntelとのライセンス契約の下で使っていた古いFSB(最速で133MHz)に換えて、800MHzの独自FSB「V4-Bus」を導入した。FSBが高速なほど、アプリケーションの動作が速くなる。

 「われわれは新しいFSBアーキテクチャに変えなければならない。その主な理由はパフォーマンスを向上させる必要があるからだ」とVIAのマーケティング担当副社長リチャード・ブラウン氏は語った。

 顧客がそれに合わせて計画を変えられるよう、この変更を通知したいと同氏は述べた。

 「明らかに、顧客にこの移行を知らせなければならない」(同氏)

 今回の変更は、VIAとIntelの契約の期限切れが迫っていることも原因だ。この契約は、VIAが2006年3月末まで自社のCPUでIntel互換のFSBを利用することを認めている。

 VIAはこの契約を延長するつもりはないという。

 Intelはコメントを拒否した。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー