今回試すWiNDy JULAシリーズは、ソルダムによるWiNDyブランドの定番と言うべきキューブ型ベアボーンキットである。筐体にはアルミ素材を用い、前面のミラー仕上げパネルの採用がかなりのアクセントとなっており、ドライブベイの多さと相まって、一般的なキューブ型ケースとは少々違った趣を醸し出している。
今回試用したJULA Type i945と呼ばれるモデルには、ブラックとホワイトの2種類のカラーが用意され、さらに電源ユニットの容量によって420ワット、480ワット、550ワット、電源なしの4種類、さらにRAIDモデルなどがラインアップされる。
マザーボードにAOpen「UX945G」を搭載することで、デュアルコアのPentium D搭載をも可能とし、キューブ型ながらハイパフォーマンスなシステムを構築できるようになった。UX945Gはその型番からも分かるようにIntel 945Gチップセットを採用するマザーである。単体では売られていないようだが、AOpenのベアボーンキット「XC Cube EZ945」などにも採用されており、主な特徴として、FSB 1066MHzまでのCPUに対応し、Serial ATAを4基、PCI Express x16とPCIをそれぞれ1基、IEEE1394やギガビットLANも搭載し、メモリにはDDR2 SDRAMを用いる(2スロット/最大2Gバイト搭載可能)モデルとなっている。
またJULA Type i945は、キューブ型としては珍しく通常のサイズのATX電源を搭載できる。これは背面部分に工夫がなされているためであり、これにより電源なしのモデルを選ぶことにより、自分好みの電源ユニットを搭載することも可能となっている。電源にこだわりを持つユーザーにとっては嬉しい仕様である。
もう少し具体的に見ていこう。
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