今週水曜、クレバリー1号店にRADEON X1300搭載グラフィックスカード、HIS「H130N256」が入荷した。在庫は潤沢、価格は1万3618円。
H130N256は、PCI Express x16タイプのRADEON X1300搭載グラフィックスカードで、256MバイトのDDR2メモリ搭載とDual Link DVI対応が特徴となっている。搭載インタフェースはアナログVGAとDVI-I、TV-OUT。
入荷したクレバリー1号店は「Dual Link DVI対応で、1万円前半という価格帯であればかなりニーズがありそうです。ビジネス向けとしての使い方ももちろんアリですが、ハイビジョン画質で映像を出力したいユーザーにとくにお勧めできそうです」と話す。
なお、通常のDVI出力で表示できる解像度は1920×1200ドットが最高だが、Dual Link DVIなら最大2560×1600ドットまで可能となる。対応するPC用ディスプレイは、30インチワイドのアップル「Apple Cinema HD Display」などがある。
製品 | HIS「H130N256」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 1万3618円 |
同じく水曜、パソコンショップ・アークにはリードテック製GeForce 6200搭載グラフィックスカード「WinFast A6200 TDH 64bit 128MB」が入荷した。価格は7350円、在庫は潤沢だ。
WinFast A6200 TDH 64bit 128MBは、AGP x8タイプのグラフィックスカードで、GPUにGeForce 6200を採用する。メモリは64ビットタイプのDDRを128Mバイト、搭載インタフェースにアナログVGA、DVD-I、TV-OUTを備える。アナログVGAは使用不可となるがロープロにも対応する。いまグラフィックス環境をパワーアップさせたいAGP環境ユーザーに適するモデルの1つといえる。
なおこの製品、リードテックの公式サイトには記載のない製品のようで、入荷したショップも情報収集に苦労したと聞く。「リードテックのサイトには通常サイズのモデルしか紹介されていません。とはいえ、GPUが潤沢に出回ったあとはリリース予定のなかった製品がふと登場するのもよくあることです」という。
製品 | リードテック「WinFast A6200 TDH 64bit 128MB」 |
入荷ショップ | |
パソコンショップ・アーク | 7350円 |
なお、グラフィックスカードの売れ筋が、ハイエンド/ハードゲーマー系のほか、+αの特徴を持つミドルクラスのモデルに2分化されているように思うと話すショップがいつくかあった。
某ショップは「安価なミドルクラスのものをというユーザーのほかに、ゲームをしない・絶対的な3D描画性能を重視しないユーザー向けとして、D4など外部出力端子が充実するモデルへのニーズもかなりあります。ロープロサイズの基板であっても通常サイズのブラケットを備え、接続インタフェースを追加するモデルは昔からそこそこありましたが、この傾向が最近とくに顕著な感じもします。そのようなユーザー向けには魅力的な機能の1つである、Dual Link DVI対応のほかのモデルも近いうちに1万円以下で登場してくるかもしれません」と話す。
ゲーマーがハイエンドモデルを望む一方、高解像度・20インチ以上クラスとなる液晶ディスプレイの価格も求めやすい価格になり、さらに家庭用大型TVにも出力したいといったニーズも増えていている現在、PCを軸にしたビジュアル志向のユーザーニーズにも応えるような製品が今後も増えてきそうである。
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