今週木曜、ギガバイト製のRAMディスクアドオンカード「i-RAM」の再販版Rev 1.2が登場した。ただし初期登場時と同じく入荷数はごく少数、アキバではまたも即売り切れてしまうショップが続出した。
なお週末の土曜日から販売を予定するショップもある。もちろんこちらも開店まもなくして売り切れるほど人気となること必至だ。価格は2万〜2万4000円。
i-RAMは、DDR SDRAMをRAMディスクとしてストレージに使えるSerial ATA接続(かつPCIに差すことで電源を得るタイプ)のアドオンカード(レビュー参照)。電源を落としたあともPCIに流れるスタンバイ電流でデータを保持し、かつ給電が途絶えた場合も基板上のバッテリーにて数時間バックアップできるという機構を持つ。今回再販売されたi-RAMはRev 1.2ということで若干仕様変更があり、スタンバイ電源が供給されているか否か、およびバッテリーの残量を示すLEDが新たに搭載された。
さて、冬ボーナス需要時期に絶妙のタイミングで登場したi-RAM Rev 1.2だが、初登場時と同じように今週に入荷された量は需要を半分も満たさない程度だ。USER'S SIDE秋葉原店やツートップ秋葉原本店は、入荷した製品はすべて予約分に割り振ったという。「20枚入荷しましたが、Web通販で50名の人から予約あり、すべてそちらに流さざるをえませんでした。もっと数があればもちろん店頭にも並べたいのですが……」(ツートップ秋葉原本店)と、ある程度は予想されていたことではあるが、欲しいのに買えない可能性があるユーザーがまた多くなることであろう状況を残念がる。
一方、予約を受け付けずに開店と同時に売り出したショップも多かったが、こちらも午後1時にはほぼ売り切れてしまっていた。i-RAM Rev 1.2を購入できた、あるアキバユーザーは「今日は朝から並びました。各ショップの前にはもちろん行列ができていましたし、ショップが開店してから探しているようでは、手に入れることはできなかった状況だと思います」と、その努力と壮絶な入手競争に打ち勝った喜びを語る。
これからの注目は、週末土曜日販売予定のショップだ。アキバ取材班の調べではT-ZONE.PC DIY SHOPやパソコンショップ・アークの2店、ほかにもあるかもしれない。
同店らは週末土曜日からの販売を予定しており、かなり少数ながら店頭での在庫を確保している。前述のアキバユーザーよろしく、予約なしで入手するなら、真夜中、これを読んだらすぐ出かけるくらいの心意気が必要かもしれない。
ちなみにRev 1.2の再入荷に関するはっきりとした情報は現状、どのショップも持っていなかったが、ある噂を耳にした。あくまで噂だが、「年末までにもう一度入荷があり、再びバージョンが上がる」とか、さらに「年明けにはDDR2に対応したバージョンが出荷される」とか……。
信憑性に現在は疑問符が3つくらい付く程のものだが、こちらの登場も期待したいところだ。
製品 | ギガバイト「i-RAM Ver.1.2 (GC-RAMDISK)」 |
入荷ショップ | |
パソコンショップ・アーク | 1万9680円(土曜日販売開始) |
クレバリー1号店 | 1万9708円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万9800円(土曜日販売開始) |
俺コンハウス | 1万9800円(売り切れ) |
高速電脳 | 1万9800円(売り切れ) |
TSUKUMO eX. | 1万9800円(売り切れ) |
ドスパラアキバ店 | 2万3800円 |
ドスパラ秋葉原本店 | 2万3800円 |
ワンネス | 6万6800円(4GバイトのDDR SDRAMとバンドル:売り切れ) |
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