Adobe、「Acrobat 3D」リリース

» 2006年01月23日 16時00分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは1月23日、3D設計文書の共有を容易にする新しいデスクトップソフト「Adobe Acrobat 3D」をリリースした。

 このソフトのユーザーは、CADソフトを持っていなくても、主要CADフォーマットを簡単に3Dモデルに変換し、それをPDFファイルに埋め込むことができる。また、3DモデルをMicrosoft Word、Excel、PowerPointに挿入することも可能だ。

 これにより、CADビュワーやCADソフトがなくても、プロジェクトメンバー間で簡単に3D CADデータをPDF文書の形で共有できる。Adobe Reader 7.0のレビュー機能を使えば、チームメンバーが共同でPDFファイルをレビューして、コメントを付けたりすることができる。

 さらに、3Dオブジェクトの断面図や、組み立て・分解手順などのアニメーションを加え、インタラクティブなPDF文書を作ることも可能だ。

 Acrobat 3Dは英語版、フランス語版、ドイツ語版が提供されており、日本語版は2月にリリースの見込み。推定小売価格は995ドル。Acrobat 7.0 ProfessionalとAcrobat 6.0 Professionalの登録ユーザーは、それぞれ推定価格545ドル、699ドルでAcrobat 3Dにアップグレードできる。対応OSはWindows 2000、XP、XP Tablet PC Edition、IBM AIX 5.2、HP-UX 11.0、SGI IRIX 6.5、Sun Solaris 2.8。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー