RADEON X1900シリーズが注目される中、フェイス秋葉原本店では別のグラフィックスカードがトップの人気を誇っていた。それは今週木曜に入荷された「N6800/TD/512MB」だ。
N6800/TD/512MBは、ASUSで初となるGeForce 6800搭載のAGP x8対応製品になる。価格は2万3970円で、在庫は金曜の時点で5枚。512MバイトDDR2メモリ、DVI-IとアナログRGB、TV-OUT端子を搭載する。DVD-Videoを再生中に、最適なコントラストや輝度に調節する同社独自の画質改善化ユーティリティ「ASUS Sprendid」も搭載する。
ショップは「目立った告知は出さなかったのですが、入荷初日にかなり売れました。このペースでは週末に残っても1、2枚でしょう。AGP x8タイプでは最高クラスのパフォーマンスが期待できるうえ、価格もそこそこなので、この人気は納得ですね」と、“AGPでのスペックアップはこれが最後”というAGP搭載マザーユーザーに人気が集まっていることを示唆する。
ちなみに、「入荷前に取り扱い終了の通知が代理店から届きました。おそらくは最初で最後の入荷です」(同ショップ)とのことだ。
製品 | ASUS「N6800/TD/512MB」 |
入荷ショップ | |
フェイス秋葉原本店 | 2万3970円 |
なお、そこそこ人気が出ながら即生産終了となる裏に、後継モデルの登場を予想するショップが少なからずあった。某ショップは「3、4週間すると、GeForce 7800を搭載するAGP x8タイプが出てくる可能性もかなり高いと思っています。さらにはPCI Express x16タイプでは、2月末から3月初旬にGeForce 7900(?)シリーズが出てもおかしくないでしょう」とコメントする。
中には、実際に次世代GPUのために買い控えしている熱心なユーザーもいるとか。RADEON X1900で盛り上がった直後に、次はNVIDIAがハイエンドチップを搭載するシナリオがアキバではすでに思い描かれている。
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