2006年1月早々、まだまだ正月ムードだと思っていたところに、いきなりインテルの新CPUが3シリーズも登場した。年末には名称すら明かされていなかったモバイル向けCPU「Intel Core Duo」も同週末に間に合い、環境が整っていないにも関わらず熱心なユーザーが買い求めた。
さて、CPUの新製品ラッシュが落ち着いてきたころ、1月末現在で売れているCPUについてアキバ各ショップに聞いてみた。インテル製新CPUは順調に売れているが「Pentium Extreme Edition 955」を除いて、“売り切れてしまうほど人気”とはいかなかったようだ。
某ショップは「Pentium D 9xxとPentium 4 6x1シリーズは新しいといっても、性能面での新鮮味に欠けます。自作PC市場では現在AMDユーザーのほうが数が多く、インテル系では頻繁にCPUを乗せ替える人がわりと少ない傾向にあることも影響しているのではないでしょうか。じっさい初登場時こそは売れましたが、後に続かなかった感じですね。Intel Core Duoについては、デスクトップ向けマザーが出ないと始まりません」と話す。
環境が整ったデスクトップ向けではパンチの効いた斬新さが求められ、インパクトは大きいモバイル向けの場合は周辺パーツ待ち状態という、何とも惜しい状態が続いているという意見が大方を占めている。対するAMDはというと、Athlon 64 X2の価格改定が行われたこともあり、年末から引き続き好調に売れているという。最上位の4800+は約2万円値下げされ、8万円前後で買えるようになっている。
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