今週水曜日から、RADEON X1900 CrossFire Editionグラフィックスカードがアキバ複数のショップに入荷された。価格は8万円前後で、在庫は少数。
RADEON X1900 CrossFire Editionは、先日登場したRADEON X1900 XTをベースとするCrossFireマスターカード。今週出回った製品はいずれも512Mバイト DDR3を搭載し、デュアルDVI出力とコンポーネント出力を備えている。
入荷したパソコンショップ・アークや高速電脳では、入荷当日に売り切れたほど反響があった。「現時点ではCrossFireの性能をフルに活用できるゲームはほとんどありません。ましてやRADEON X1900にもなると完全に待ちの状態。購入したのはゲーマーというか、マシンの性能をひたすら上げることを目的にする生粋のベンチマーカーでしょう」(パソコンショップ・アーク)という。
一方で、フェイス秋葉原本店やBLESS秋葉原本店は「あぁ、欲しいなぁというユーザーは多くいますが、じつはそれほど売れ行きへの反応はありません。CPUや電源なども含め、X1900のCrossFireマシンを構築するだけで軽く20万円以上はかかりますから……」(フェイス秋葉原本店)という声もあり、“あこがれ”対象でもあるようだ。
そのような中、先日発表されたモバイル向けデュアルコアCPU、Intel Core Duo対応のデスクトップ向けマザーの登場に注目が集まっている。
某ショップは「NVIDIAに比べて、ATIはチップセットの信頼感が低いという印象があります。そのため確実にCrossFireを構築するためにIntel 975Xマザーを購入する人もいるほど。なおSLIとCrossFire双方に対応すると噂されるIntel Core Duo対応マザーが2月末に登場すると言われています。そのためどうせならばと、待っているユーザも多い感じです」と話す。
Intel Core Duo対応とされるマザーは、現在3製品がアキバのいくつかのショップで参考展示がなされている。中でも注目を集めていたのはAOpen「i975Xa-YDG」だ。3万円台後半で2月末に登場するという情報が複数のショップで確認できた。
なお未発表の「Intel 945GT」を搭載するマザーも、同タイミングで出回ると予想されている。こちらはCrossFire対応ではないが、Intel Core Duoで組める安価なマザーとして人気を集めそうだ。
製品 | ASUS「RADEON 1900 PCIE 512MB CROSSFIRE」 |
入荷ショップ | |
BLESS秋葉原本店 | 7万9800円 |
パソコンショップ・アーク | 8万800円(初回入荷分は売り切れたが、金曜に再入荷) |
製品 | Sapphire「Atlantis Radeon X1900 512M GDDR3 PCI-E CrossFire Edition」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 7万8744円 |
高速電脳 | 7万8800円(売り切れ) |
フェイス秋葉原本店 | 7万9770円 |
パソコンショップ・アーク | 7万9800円(売り切れ) |
RADEON X1800シリーズとは異なり、X1900 CrossFire Editionはほぼ間をおかず登場したが、それでもまだ“待ち”というユーザーもいる。最新パーツ導入のタイミングを見計らうのも難しいものである。
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