アイ・オー・データ機器は2月22日、ギガビットLAN接続タイプのNAS「Giga LANDISK HDL-GX」シリーズを発表、3月上旬より順次発売する。
ラインアップは160GバイトHDD搭載の「HDL-GX160」、250Gバイト「HDL-GX250」、300Gバイト「HDL-GX300」、400Gバイト「HDL-GX400」、500Gバイト「HDL-GX500」の5モデル。価格はDL-GX160が3万1700円、HDL-GX250が3万4900円、HDL-GX300が3万8100円、HDL-GX400が5万3000円、HDL-GX500が6万7800円。
Giga LANDISK HDL-GXシリーズは、2005年6月に発表された「HDL-G」シリーズの機能を継承しつつ、Serial ATA II/NCQをサポートするネットワーク接続タイプのHDD。eSATAポートの搭載により内蔵HDDと、同社「HDC-UX」シリーズなどeSATAタイプの外付けHDD間でミラーリング(RAID 1)を実現する機能の搭載を特徴とする。
同シリーズはIntel XScale/Giga-NICチップを採用するHDL-Gシリーズとは異なり、ARM9コア/400MHz(SoC)、128Mバイトメモリを実装する。HDL-Gシリーズの最大719Mbps(FTP転送時/同社実測値 以下同)と比較し、最大転送速度は275.8Mbpsとなる。絶対的な速度ではなく、ミラーリングやバックアップなどを想定した運用時の安全性を前面に押し出したモデルとしている。
同機のシステムごとバックアップし、内蔵HDDのトラブル時もeSATA外付けHDDから起動/復旧できるリビルド機能や、ミラーリングを構成するディスクに故障箇所がないかをチェックし、メール通知を行う「スケジュールパトロールリード機能」、発見した故障箇所の修復を試みる「スポットリペア機能」などを備える。eSATA外付けHDDの複数導入により、日程/期間別のバックアップを残す運用も行える。
またeSATAポートのほか、USB接続タイプの外付けHDDやUSBプリンタ、デジタルカメラなどを接続できるUSBポートも2基実装する。スケジュール設定によるセルフバックアップ機能や、コピー日時でフォルダを作成する機能などを備える。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | Giga LANDISK HDL-GX |
CPU/ネットワークチップ | ARM9コア/400MHz(System On a Chip) |
メモリ | 128Mバイト |
搭載OS | Linux Kernel 2.6.12(Debian) |
最大転送速度 | FTP:275.8Mbps(公称値) |
搭載HDD | 7200rpm Serial ATA II製品(SATA I/OはPCI Express接続) |
LANインタフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T JumboFrame:最大サイズ9Kバイト(9676バイト) |
搭載インタフェース | eSATA×1(SATA/SATA II対応)、USB 2.0 Aコネクタ×2(前面×1、背面×1) |
ファイルサーバ機能 | Samba(Windowsファイルサービス) Netatalk(Macintoshファイルサービス) FTPファイルサービス AVeL LinkServer機能 USBプリントサーバ |
対応プロトコル | Windows:TCP/IP、Macintosh:AppleTalk |
消費電力 | 24ワット |
省電力機能 | 非アクセス時に停止(停止までの時間を設定可能) |
本体サイズ | 49(幅)×193.9(奥行き)×174.9(高さ)ミリ |
重量 | 約1.4キロ |
製品名 | HDD容量 | 発売 | 価格 |
HDL-GX160 | 160Gバイト | 3月上旬 | 3万1700円 |
HDL-GX250 | 250Gバイト | 3万4900円 | |
HDL-GX300 | 300Gバイト | 3月中旬 | 3万8100円 |
HDL-GX400 | 400Gバイト | 3月下旬 | 5万3000円 |
HDL-GX500 | 500Gバイト | 6万7800円 |
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