今回発表されたIntel Core Duo対応マザーボート「945GT Speedstar」はチップセットにIntel 945GTを搭載する。メモリスロットの数は2本、拡張スロットはPCI Express X16を1つとPCIスロットを2つ載せている。通常状態のフォームファクターはmicro ATXマザーだが、標準添付のドーターカードを組み込むとATXサイズになってPCIスロットが2つ増える。
ノートPCベアボーンキットはCPUにIntel Core Duoを搭載できる2モデル「MS-1034」「MS-1057」とTurion64を搭載できる1モデル「MS-1036」が発表された。
「MS-1057」はチップセットにIntel 945GM+ICH7Mを採用した12.1インチサイズ液晶ディスプレイ搭載の2スピンドルノートPCベアボーンだ。筐体にマグネシウム合金を採用して軽量化を図り、重さ1.9キロを実現している(記事掲載当初、MSI資料に15.4インチディスプレイ搭載となっていましたが、同社よりスペックの変更がアナウンスされました)。
「MS-1034」も同じく15.4インチワイドサイズ液晶ディスプレイ搭載の2スピンドルノートPCベアボーンキットだ。液晶パネルに光沢があってDOLBY HOMETHEATERに対応したHDオーディオ機能を搭載するなど、コンテンツプレーヤーとしての使い方を重視した構成になっている。また、液晶ディスプレイ上枠に130万画素のCMOSカメラを内蔵してビデオチャットにも対応する。
Turion64を搭載できる「MS-1036」は17インチワイドサイズの液晶ディスプレイを搭載する。その最大解像度は1680×1050ドットになる。チップセットはRADEON XPRESS 200MでグラフィクスチップはMobility RADEON X700を実装する。そのため、従来の3Dゲームであれば通常設定でも快適に動作する性能をMS-1036は持っている。
なお、MSIは今回新製品が発表されなかったグラフィックスカードでも、MSIが独自に開発している「CoreCell 3D」新バージョンと高画質化機能「MS Vivid」の概要を明らかにした。
CoreCell 3Dは、グラフィックスカードに実装された専用チップで負荷に合わせてGPUやビデオメモリの動作クロックを動的に変化させる機能だ。新しいCoreCell 3Dでは駆動電圧も動的に変化させる機能が新たに組み込まれる。また、「MS Vivid」は、動画の再生やビジネスソフトを利用するといったユーザーの利用環境に合わせて表示画面の画質や輝度、シャープネスなどを変更する機能になる。
MS Vividはソフトで実現するため従来製品でも利用できるが、対応したハードウェアが必要な新しいCoreCell 3Dはまもなく登場するグラフィックスカードのラインアップ「Ares」(アレス)シリーズからサポートされる。
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